ほかにもある!冬至を代表する食べ物3選

1. 邪気を払い一年の健康を願う。餅入りの小豆粥

日本では1月15日の小正月に、小豆粥を食べる風習があります。昔の中国で無病息災を願って、冬至に食べられていたものが日本に伝わったもので、同じく冬至の食べ物としている地方も。ほのかな甘味がおいしいお粥に餅まで入る、ボリューム満点で身体が温まるひと品です。

2. お腹の砂おろしで厄を落とす。こんにゃくの甘辛煮

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一年でもっとも昼の時間が短い冬至は、昔から太陽の力が弱まる日と考えられていました。そのため食物繊維が豊富なこんにゃくで、厄落としを兼ねて、お腹の中の砂おろしをするという風習が。しょうゆベースの甘辛い味のこんにゃくは、副菜だけでなく、よいおつまみにもなりますよ。(※2)

3.「ん」がふたつで縁起がよい。れんこんのきんぴら

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冬至を境に日が長くなることから、二十四節気のはじまり、干支が変わる一年の初日と考える風習があります。その日に「ん」が2回つくものを食べることで、運気が上がると考えられています。南瓜(なんきん=かぼちゃ)やにんじんなどが縁起のよい食べ物。シャキシャキ食感の、れんこんのきんぴらもそのうちのひとつです。

今年の冬至はかぼちゃ以外の食べ物も♪

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寒さが身にしみてくる冬至に、かぼちゃ以外の食べ物をいただく習慣があるのを、はじめて知った人も多いのではないでしょうか。そのほかにも、銀杏、人参、金柑、寒天、うどん(うんどん)は冬至の七草と言われて、無病息災を祈って食べられてきました。どんなものでも、それだけを食べれば、必ず健康になれるというものはありません。

バランスよく食べてこそ、健康を維持できるというもの。今年の冬至はかぼちゃだけでなく、いろいろな料理を作ってみませんか。

栄養についてコメント/管理栄養士 山口 真弓
【参考文献】
(2022/10/12参照)

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