ほかの根菜類と比べると

カロリー糖質量
かぶ20kcal3.1g
大根18kcal2.7g
にんじん39kcal6.5g
れんこん66kcal13.5g
(※1)
かぶとほかの根菜類のカロリー・糖質量を、100gあたりで比較してみましょう。かぶのカロリー・糖質は、大根と同程度です。一方で、そのほかの根菜類と比べると、糖質が低い傾向にあります。(※1)

かぶの旬と選び方のコツ

かぶの旬は3~5月の春、10~12月の秋の2回あると言われています。春のかぶはみずみずしく甘く、秋のかぶは旨味があり歯ごたえがしっかりとしていて、それぞれ違ったおいしさが楽しめますよ。

かぶは、新鮮な葉つきのものを選ぶのがポイント。かぶは鮮度が落ちると、葉が黄色くなりやすいことが特徴です。そのため茎のつけ根部分が淡い緑色で、葉の先端までみずみずしいものを選びましょう。またかぶの根全体につやがあるものがおすすめです。

かぶの栄養は生で摂取したほうが良い?

かぶにはビタミンCやカリウムなど、水溶性の栄養素が含まれます。煮たりゆでたりすると溶け出しやすいため、生で食べることでかぶの栄養を逃さず摂り入れられますよ。

かぶをぬか漬けにするのもおすすめ。ぬかにはビタミンB1や乳酸菌が多いため栄養価がアップします。またポトフや味噌汁などにすれば、スープに溶け出た栄養素を逃さず摂ることができますよ。(※2,5)

かぶの栄養は妊娠中に摂り入れても大丈夫?

かぶに豊富な栄養は、妊娠中の方が摂り入れても問題ありません。むしろ、すすんで摂るべき栄養素が豊富なんです。特に、かぶの葉にはカルシウムや葉酸が多く含まれています。カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を丈夫にするために大切な栄養素で、葉酸は神経をつくり、脳が育つのをサポートする役割がある栄養素です。

また妊娠中は細胞の中に水分がたまり、さらに子宮が大きくなることで下半身の血行が悪くなるため、むくみやすくなります。かぶには、むくみの解消に役立つカリウムが豊富ですよ。(※9,10)

かぶの栄養を損なわない下ごしらえと保存方法

根の部分は切ったあと、10分程度水にさらすことでアクをとり、雑味を抑えることができます。また葉の部分のアク抜きは、さっと湯通しすることがポイント。かぶは根の部分・葉の部分ともに、水に溶けやすいカリウムやビタミンCが豊富なため、水に長時間さらしたり、クタクタになるまでゆでたりすることのないよう気をつけましょう。

かぶは葉がついた状態で保存してしまうと、葉が栄養分を吸い込み、根の部分がスカスカになってしまいます。保存の際は、葉と根を境目で切り離し、葉は湿らせたキッチンペーパーで包み、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。また、根の部分は1個ずつキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて冷蔵保存します。(※2,5)

かぶの栄養素を活かす食べ方

かぶに豊富なビタミンCは、鉄の吸収を促します。鉄が豊富な赤身の肉や魚、小松菜やほうれん草などの青菜野菜、大豆製品と組み合わせるのがおすすめ。また、ビタミンCはビタミンEの抗酸化作用をサポートする役割があります。そのためビタミンEが豊富な緑黄色野菜やナッツ類といった食材とも相性がいいですよ。

かぶの葉に多く含まれるビタミンAは、油と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。調理の際は、油を使う炒め物がおすすめです。(※11,12,13)
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