ピーマンのタネやワタに含まれる栄養
ピーマンのタネやワタも、食べられることをご存じでしょうか?タネにはカリウムが含まれていて、塩分の摂り過ぎによるむくみ対策に役立ちます。ワタには、ピラジンやカプサイシンが含まれています。ピラジンは血が固まるのを抑える成分で、血流対策になります。カプサイシンにはコレステロール値の上昇を抑えたり、血行を促進したりするはたらきがあります。
ヘタのまわりには汚れや細菌が付きやすいので、しっかり洗いましょう。実の中に虫がいたり、タネが黒くなっている場合があるのでご注意くださいね。(※4,10,11,12)
ヘタのまわりには汚れや細菌が付きやすいので、しっかり洗いましょう。実の中に虫がいたり、タネが黒くなっている場合があるのでご注意くださいね。(※4,10,11,12)
ピーマンの栄養を効率的に摂り入れる食材の組み合わせ
ピーマンに含まれるβ-カロテンやビタミンEは脂溶性のため、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。ごま油やオリーブオイルなどの植物性油、バターや肉類のような脂質を多く含む食材との組み合わせもおすすめです。
またビタミンA(レチノール)には、ピーマンに含まれるビタミンC・Eのはたらきを持続させる作用があります。ビタミンAはうなぎやチーズ、牛乳、バター、にんじんなどに多く含まれていますよ。(※5,7)
またビタミンA(レチノール)には、ピーマンに含まれるビタミンC・Eのはたらきを持続させる作用があります。ビタミンAはうなぎやチーズ、牛乳、バター、にんじんなどに多く含まれていますよ。(※5,7)
ピーマンの栄養は加熱すると変わる?
一般的にビタミンCは熱に弱いのですが、ピーマンに含まれるビタミンCは、加熱による損失が少ないとされています。またカリウムは水溶性のため、煮たりゆでたりすると煮汁に溶け出てしまいますが、油炒めなら損失が少ないです。脂溶性ビタミンの吸収を促進させるためにも、油炒めはおすすめの調理方法です。(※3,5,6,7,13)
ピーマンの栄養を効率よく摂り入れるレシピ7選
1. タネやワタを使うのもおすすめ!ピーマンの肉詰め
基本のピーマンの肉詰めレシピです。調理に使うサラダ油やひき肉の脂質で、β-カロテンやビタミンEの吸収が促進されます。ピーマンの種にはカリウムが、ワタにはピラジンやカプサイシンが含まれています。栄養豊富で、捨てるのはもったいないですよ。肉だねに混ぜると食べやすいので、ぜひ試してみてください。(※5,7,10)
2. ウインナーソースが決め手!とろけるチーズで焼きピーマン
ピーマンの中からとろとろのチーズが流れ出し、あとを引くおいしさ。ウインナーと玉ねぎで作るソースを付ければ、ピーマン嫌いの方も食べられるかもしれませんね。ピーマンをたっぷり使うので、食物繊維がしっかり摂れます。チーズには、ビタミンA(レチノール)が豊富で、ピーマンに多く含まれるビタミンCやEのはたらきを持続させる作用があります。(※7)
3. にんにく醤油香る。ピーマンの焼きびたし
にんにく醤油の香りが食欲をそそる、ピーマンの焼きびたしです。種やワタを取らずにそのまま調理するので、栄養価が上がるうえ手間が省けて一石二鳥。油を使って調理すると、β-カロテンやビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収がよくなります。(※5,7,10)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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