丈夫な骨をつくる「マグネシウム」

マグネシウムはカルシウムとともに骨や歯の発育や強化にかかわります。マグネシウムには歯や骨にカルシウムが行き届くよう調整するはたらきがあるためです。丈夫な骨や歯を作るには、カルシウムだけ補給すれば良いわけでなく、体内のマグネシウムとのバランスを保つことが大切なんです。

オクラは100gあたり51mgのマグネシウムが含まれているため、マグネシウムの補給に活用してみるのはいかがでしょうか。(※1,10)

血糖値の上昇を抑える「水溶性食物繊維」

オクラには100gあたり1.4gの水溶性食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維は小腸での栄養素の吸収をゆるやかにし、食後の血糖値の上昇を抑える作用が期待できます。そのほか、ナトリウムの排出を促したりコレステロール値を低下させたりするはたらきもあるんです。(※11,12)

便通を促す「不溶性食物繊維」

不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増やすはたらきがあります。便のかさが増えると大腸が刺激され、スムーズな排便につながることが期待できます。

オクラには100gあたり3.6gの不溶性食物繊維が含まれているため、便秘が気になるひとは、とりいれてみるのはいかがでしょうか?(※11,12)

オクラの栄養を逃さない調理方法

栄養を逃さない調理方法

  1. ゆでるより蒸す
  2. 油を使う
  3. 汁物にする

ゆでるより蒸す

オクラに含まれるビタミンB1、葉酸、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、その名のとおり水に溶けやすい栄養素です。一般的に、蒸すほうがゆでる調理よりも水溶性ビタミンの残存率が高いとされています。水溶性ビタミンの損失が気になる場合は、蒸す調理法をおすすめします。

また、電子レンジでも短時間の加熱であれば栄養素が残りやすいと考えられているので、こちらも利用してみるのも一案ですね。(※1,13,14,15)

油を使う

脂溶性ビタミンは、オクラではβ-カロテン、ビタミンE、ビタミンKが該当します。

これらのビタミンは油を使うことで吸収率が高まるため、免疫機能を維持したいひとや抗酸化作用を期待したいひとは、炒め物や揚げ物などの油を使った調理を利用してみましょう。(※1,3,16)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ