汁物にする

オクラに含まれるビタミンC、ビタミンB1、葉酸、カリウムは水に溶けやすく、さらにビタミンCは熱にも弱い性質があります。これらの栄養素をできる限りとるには汁物がおすすめ。溶けだした栄養素がしっかりとれますよ。

油も加えれば、β-カロテンといった脂溶性ビタミンの吸収も高まりますよ。(※1,2,4,6,16,17)

【Q&A】オクラの栄養はダイエットに役立つ?

A:オクラに含まれる水溶性の食物繊維には、コレステロール値を下げたり、食後の血糖値の上昇を抑えたりするはたらきがあるため、ダイエット中におすすめです。

さらにエネルギー代謝を助けるビタミンB1や、免疫機能を維持するβ-カロテンなども豊富に含まれており、健康的なダイエットに役立つといえるでしょう。(※3,6,11,12)

【Q&A】オクラの栄養や効果は加熱で失われる?

A:オクラに含まれる栄養素のなかには熱に弱い栄養素があります。

ビタミンCは熱に弱いとされています。ビタミンCをしっかりとりたい場合は、汁ごと食べられるスープにしたり、加熱時間を短くしたりするのがおすすめです。(※1,2)

【Q&A】オクラは冷凍すると栄養や効果はなくなる?

A:オクラを冷凍しても、大幅な栄養素の低下はないとされています。

オクラを冷凍したときの栄養の残存率はパントテン酸で83%、ビタミンB6で60%です。また、下ゆでといった処理の段階で栄養素が流出するおそれもあります。しかし冷凍にすることで加熱時間短縮にもつながるため、冷凍のメリットとデメリットを知ったうえで活用するのがおすすめです。(※14,15)

【Q&A】オクラは一日何本まで?毎日食べても良い?

A:一日8~9本を目安にできると良いでしょう。

食事バランスガイドでは、副菜ひとつの基準が主材料約70gです。これは、オクラ8~9本にあたります。また近年の日本人は食物繊維が不足していて、約3~4gを目標に増やすことが推奨されています。オクラ70gで食物繊維が3.5gとれるため、食物繊維の補給にも上記の本数を目安にしてみるのはいかがでしょうか?(※1,8,18,19)

【Q&A】オクラの栄養は夏バテにも良いって本当?

A:夏バテ対策のひとつが、栄養バランスを整えることです。オクラは栄養バランスを整えるのを助けてくれるでしょう。

夏はそうめんだけ、といった炭水化物にかたよった食事が多くなる傾向にあります。そのため、オクラをはじめとしたビタミンやミネラルを含む野菜と肉や魚などのたんぱく質を毎食合わせることで、食事のバランスがぐっと整いやすくなりますよ。(※1,20)
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