ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

ブルーベリーの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 便秘対策に必要な「食物繊維」
  2. 強い抗酸化作用のある「ビタミンE」
  3. 成長や生殖に関わる「マンガン」

便秘対策に必要な「食物繊維」

ブルーベリーに含まれる食物繊維は、100gあたり3.3gです。食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、ブルーベリーにはどちらも含まれています。

不溶性食物繊維は便の容積を増やし、大腸を刺激して排便を促してくれます。水溶性食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑えるはたらきがありますよ。また、どちらの食物繊維にも善玉菌が増え、腸内環境を整えるはたらきがあります。日本人は食物繊維が不足気味のため、意識して摂りたい栄養素のひとつです。(※1,2,3)

強い抗酸化作用のある「ビタミンE」

ブルーベリーに含まれるビタミンEは、100gあたり1.7mgです。

ビタミンEは強い抗酸化作用があり、体内の脂質を酸化から守るはたらきがあります。加齢によって発症しやすい疾患の対策や肌をきれいに保つのに役立ちますよ。

脂溶性のビタミンEは、吸収率を高めるために、油脂と一緒に摂取するのがおすすめです。(※1,4)

成長や生殖に関わる「マンガン」

ブルーベリー100gには、0.26mgのマンガンが含まれています。

マンガンはさまざまな酵素の構成成分になったり、酵素を活性化したりする栄養素です。骨の形成に関与するだけでなく、代謝にはたらく酵素や抗酸化作用のある酵素など、多くの酵素の構成成分として、成長や生殖に関わっています。(※1,5)

ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」の効果とは?

アントシアニンの効果

  1. 視覚機能を保つはたらき
  2. 内臓脂肪の蓄積を抑える
  3. 花粉症対策になる

視覚機能を保つはたらき

目で見たものを信号化して脳に伝える物質に、「ロドプシン」というたんぱく質があります。長時間目を使うと、ロドプシンの再合成が遅れ、目がしょぼつく、ぼやけるなどの目の症状が現れることが……。アントシアニンは、ロドプシンの再合成を促して、視覚機能を保つ作用があります

また、視力が低下してしまう目の病気の対策にも役立ちますよ。(※6)
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