酸化から体を守る「ビタミンE」

ししとう100gあたりに含まれるビタミンEは1.3mgです。

ビタミンEは、体内の脂質の酸化を抑えて体を守るはたらきがあります。生活習慣や加齢が原因となる体の不調の対策におすすめの栄養素です。うなぎやたらこなどの魚介類、アーモンドにも含まれていますよ。(※1,8)

食欲を増進させる「カプサイシン」

カプサイシンは、ししとうや唐辛子に含まれる辛み成分で、少しの量であれば唾液の分泌を促して食欲を増進させます。摂りすぎると胃腸の粘膜が荒れてしまうので、食べすぎには注意が必要です。

乳製品を一緒に摂ると、辛さをやわらげてくれますよ。(※9)

毛細血管を強くする「ビタミンP」

ビタミンに似た役割をもつため、ビタミン様物質と呼ばれているビタミンPがししとうに含まれています。毛細血管を強くしたり、免疫力をアップしたりするのに役立ちます。(※10,11,12)

ししとうとピーマンの栄養価を比較

カロリー糖質カリウムβ-カロテンビタミンB6ビタミンC食物繊維
ししとう24kcal2.1g340mg530μg0.39mg57mg3.6g
ピーマン20kcal2.8g190mg400μg0.19mg76mg2.3g
(※1)
(※100gあたりの栄養価です)
ししとう、ピーマンともに、ナス科トウガラシ属の一種で同じ分類ですが、大きさに違いがあります。ししとうは細長い形で1本の重さが3〜5gほどなのに対し、ピーマンは楕円形で1個の重さが25〜40gほど。栄養素は、糖質とビタミンC以外はししとうのほうが高い値です。(※13,14)

ししとうと唐辛子の栄養価を比較

カロリー糖質カリウムβ-カロテンビタミンB6ビタミンC食物繊維
ししとう24kcal2.1g340mg530μg0.39mg57mg3.6g
唐辛子72kcal6.0g760mg7,700μg1.00mg120mg10.3g
(※1)
(※100gあたりの栄養価です)
ししとうも唐辛子も、同じナス科トウガラシ属の一種です。青色で、カプサイシンという辛味成分を少量含むものがししとう、赤色でカプサイシンを多く含むものが唐辛子と言われています。100gあたりの栄養素は、ししとうよりも唐辛子のほうが多く含まれています。

ししとうの栄養を効率的に摂り入れる調理法

ポイント

  1. 油と組み合わせる
  2. 生のまま食べる
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