抗酸化作用がある「ビタミンE」

抗酸化作用を持つビタミンEは、体内の脂質の酸化を抑えるため「若返りのビタミン」と言われています。

また、ビタミンEは紫外線などの刺激から肌を守る・新陳代謝をうながす働きもあり、肌の健康のために必要な栄養素と言えるでしょう。(※9)

疲労回復に役立つ「イミダゾールペプチド(アンセリン)」

イミダゾールペプチドは、疲労回復に役立つアミノ酸です。イミダゾールペプチドには種類があり、そのひとつであるアンセリンは、ひとにはほとんど存在しない栄養素です。

アンセリンは肉類に含まれ、特に鶏むね肉はアンセリンが豊富。その量は、豚ロースの約27倍もあるんです。(※10)

鶏肉の部位ごとに栄養価が違う?

カロリーたんぱく質脂質ビタミンB1ナイアシン
鶏もも肉(皮つき)190kcal16.6g14.2g
0.10mg
4.8mg
鶏むね肉(皮つき)133kcal21.3g5.9g0.09mg11.0mg
鶏ささみ98kcal23.9g0.8g0.09mg12.0mg
※100gあたり
(※11,12,13)
鶏肉の部位によってカロリーや脂質が大きく異なります。「カロリーはおさえたいけど、たんぱく質はしっかりとりたい」というときは、ささみ肉を選ぶと良いですね。鶏もも肉のカロリーが気になるひとは、皮を除くとカロリーカットができますよ。

鶏肉の栄養をいかす調理方法は?

鶏肉の栄養をいかす調理方法

  1. 「蒸す」でカロリーカット
  2. 油分を加えて吸収力アップ
  3. スープで栄養を逃がさない

「蒸す」でカロリーカット

ダイエットには蒸す調理方法がおすすめです。しき油(大さじ1杯、12g)を使わないだけでも106kcalのカロリーカットが可能に。鶏肉の脂も適度に落ちるため、カロリーがよりおさえられます。

また、蒸す調理方法は水溶性ビタミンが逃げにくいので鶏肉の栄養もいかせますよ。(※14,15,16)

油分を加えて吸収力アップ

ビタミンAやビタミンEは、油に溶けやすい栄養素です。肌の健康や免疫力を維持したいときは鶏もも肉を使ったり、鶏むね肉やささみ肉で炒め物をしたりする調理方法がおすすめ。

極力油を使いたくないときは、ティースプーン1杯のオリーブオイルをあとがけしても良いですね。(※7,9,17)
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