【あかつき】白鳳と白桃の交配で生まれた人気の品種

「あかつき」は、農林水産省の果樹試験場が、白鳳と白桃を交配育成して生まれた桃です。栽培面積では、福島県が全国シェアの半分以上を占める一大生産地。桃全体のなかでも、収穫される品種の2割近くがあかつきで、日本でもっとも生産量が多いことで知られています。

サイズは250~300gほどまで育つ中生種で、果皮全体が薄紅色に染まるきれいな桃。ほのかに紅が混じる白い果実は、酸味があまりなく、糖度が高いのが特徴です。肉質はしっかりしていて、日持ちにも優れています。

桃の旬を知っていろんな味わいを堪能

桃の選び方から保存方法、品種についてご紹介してきました。桃にはたくさんの品種があり、それぞれに味や食感が異なるもの。近くの産地のものだけでなく、希少品種や遠い産地の桃はお取り寄せして、食べ比べしてみるのも楽しいですね。

夏の果物ですが、時期をずらせば出回る品種も次々と変わっていきます。桃といえばやわらかいイメージですが、硬めの日持ちする桃もあるので、お中元やお盆のお供えにも最適ですよ。ジューシーな桃をたくさん食べて、暑い夏を元気に過ごしましょう。
【参考資料】
(2022/07/11参照)
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