日本一の生産量を誇る。広島県

牡蠣といえば広島といわれるほど、日本国内では名産地としてよく知られています。水揚げ高は全国養殖量の6割ほどを占める一大生産地で、大きめのプリプリした身が自慢。おもな養殖場である瀬戸内海は、波が穏やかなうえプランクトンが豊富なため、牡蠣の生育にとっては絶好の環境なのです。

養殖用種牡蠣の生産地。宮城県

水揚げ高第2位の宮城県も、真牡蠣の名産地。たくさんの島が集まる松島湾がおもな養殖場で、東日本大震災で壊滅的な被害を受けたものの、現在はかなり復興しているようです。

養殖用種牡蠣の生産地としても有名。かつてフランスで在来種の牡蠣が激減したときに、こちらの種牡蠣を輸入して、持ち直した話がよく知られています。

3大ブランドを味わえる。北海道

北海道には、3大牡蠣と呼ばれる名産地があります。なかでも厚岸(あっけし)産の養殖牡蠣は、一年を通して出荷できることで特に有名です。あとのふたつはホタテの養殖で知られているサロマ湖産と、津軽海峡の海流で育つ知内(しりうち)産の牡蠣。

それぞれに養殖する海域が違いますが、冷たい海水で育つことから、身がふっくらとした滋味深い牡蠣が獲れるのです。

「的矢かき」で知られる。三重県

伊勢志摩を擁する三重県も養殖牡蠣の名産地で、なかでも「的矢かき」ブランドが全国的に有名。独自の紫外線滅菌浄化法を確立し、生食でも安全に食べられる的矢湾の牡蠣として評判です。

その北に位置する生浦(おおのうら)湾で養殖される、「浦村牡蠣」も的矢かきに次ぐ人気のブランド。三重県を代表するおいしい牡蠣として定評があります。

岩牡蠣は秋田や山形、新潟県など

海女さんが素潜りで獲ってくる天然の岩牡蠣は、日本海側で漁獲が盛んで、冬は波が荒いため禁漁となります。秋田県の象潟(きさかた)や、山形県の庄内浜で獲れる岩牡蠣が特に有名。そのほかにも新潟や石川県、京都府、島根、鳥取県などがおもだった漁場です。

牡蠣に含まれる栄養素

牡蠣は1個(約20g)あたり約12kcalと低カロリーなのに、ビタミンやミネラルを豊富に含む栄養たっぷりの食材です。特に、ビタミン類ではビタミンB12、ミネラル類では亜鉛を多く含みます。

ビタミンB12は、アミノ酸や核酸などの代謝に関わり、主に体内で酵素のはたらきを助ける栄養素。亜鉛は、健康な皮膚や粘膜を保つのに役立ち、鉄は赤血球をつくるといったはたらきがあります。さまざまな栄養が豊富な牡蠣は、健康づくりに摂り入れたい食材です。(※1,2,3,4,5)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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