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インドカレーとはどういう料理?
インドカレーの特徴
インドカレーの特徴といえば、なんといってもスパイスの種類とその数、使い方です。スパイスは粉末とホールスパイスを使い分けます。基本的にルーには粉末を入れ、香りや風味づけには、ホールスパイスを油で炒めて使うことが多いです。
使用するスパイスや種類は、料理する人や家庭によってさまざま。おもに唐辛子やターメリック、クミンシード、シナモン、ココナッツなどがメインです。いろんな種類のスパイスを組み合わせることで、香りと風味が鮮烈な、独特のインドカレーができあがります。
使用するスパイスや種類は、料理する人や家庭によってさまざま。おもに唐辛子やターメリック、クミンシード、シナモン、ココナッツなどがメインです。いろんな種類のスパイスを組み合わせることで、香りと風味が鮮烈な、独特のインドカレーができあがります。
日本のカレーとの違い
日本のカレーは、イギリス発祥の欧風カレーが原型。イギリスのカレーは、かつて植民地だったインドのカレー料理をもとに、ルーに小麦粉を加えてアレンジしたものだとされます。そのため、日本のカレールーにはとろみがついていて、味わいがマイルドなのが一番の特徴。
元祖であるインドカレーには、小麦粉は入っていません。そのためルーはさらりとしています。濃厚でやや粘度のある北インドのカレーは、野菜のでんぷんや肉から出るゼラチンなどによって、とろりとしているのです。
元祖であるインドカレーには、小麦粉は入っていません。そのためルーはさらりとしています。濃厚でやや粘度のある北インドのカレーは、野菜のでんぷんや肉から出るゼラチンなどによって、とろりとしているのです。
インドカレーの歴史と種類
カレーの基本であるスパイスの歴史
日本では香辛料とも呼ばれる、スパイスの歴史はたいへん古いです。大昔から、人間が獲った動物の肉の傷み防止に使い、古代エジプトではミイラの防腐剤として利用していたのは有名な話。
インドでも古くからスパイスが薬として珍重され、徐々に食用にも使用されるようになったそうです。16~19世紀のムガル帝国時代には、いろんなスパイスが国内に流通し、いまのカレー料理の基礎ができたとされます。
インドでも古くからスパイスが薬として珍重され、徐々に食用にも使用されるようになったそうです。16~19世紀のムガル帝国時代には、いろんなスパイスが国内に流通し、いまのカレー料理の基礎ができたとされます。
インドにはカレーという料理はない
インドには、カレーというネーミングの料理はありません。日本をはじめ世界でカレーと呼ぶ料理は、インドではスパイスを調合して作る煮込みや汁物のこと。辛い汁物をカレーと呼ぶのは、タイ料理のグリーン・イエローカレーと同じで、現地ではカレーとは言いません。
豆の煮込みであるダルやサンバル、ヨーグルトで作るコルマなど、インドでは材料や作り方によって名前が違うのが一般的。羊肉とヨーグルトで作るラムコルマや、ほうれん草とチーズのカレーはパラクパニール。バターチキンカレーのムルグマッカーニなどが、日本でも人気です。
豆の煮込みであるダルやサンバル、ヨーグルトで作るコルマなど、インドでは材料や作り方によって名前が違うのが一般的。羊肉とヨーグルトで作るラムコルマや、ほうれん草とチーズのカレーはパラクパニール。バターチキンカレーのムルグマッカーニなどが、日本でも人気です。
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