ライター : みきえみこ

甘夏の旬

甘夏の旬の時期を知っていますか? 正解は、3月から5月!甘夏という名前からして夏が旬だと思われがちですが、春から初夏にかけておいしくなるフルーツなんですね。

甘夏の特徴

文旦の係累にあたる甘夏は、大きめの温州みかんに比べても1.3倍ほど大きく、厚くてかたい皮を持っています。実もかたく、独特の苦味と甘さがあり、酸味は強め。日本で1700年頃に発生したという、大変古い歴史を持つ果実です。

おいしい甘夏の選び方

甘夏を選ぶポイントはいくつかあります。まずヘタがしっかりしていること、持ったときに重みがあるもの、そして皮に張りがあるものを選びましょう。ちなみに少々の傷やシミがついていても、おいしくいただけます。

甘夏の食べ方

甘夏の皮は厚みがあるため、皮をむくのがちょっと大変。いろいろなむき方がありますが、おすすめは、りんごのようにくるくる皮をむいていく方法です。 まず、玉ねぎをカットするように頭とお尻をカット。そのあと、くるくる皮をむいていきましょう。白いワタの部分を取るようにむくのがポイントです。皮がむけたら、房と房の間に切り込みをいれ、ひとつひとつ実をとっていきます。房からタネを取り出していただきましょう。 皮はピールにすることができるので、捨てずにとっておくのがおすすめです。

甘夏を使う人気のジャムレシピ3選

1. 皮ごとおいしくいただく。甘夏のマーマレード

Photo by macaroni

甘夏の苦味もしっかり感じられる、フルーティーで爽やかな自家製マーマレード。皮だけでなく、果汁たっぷりの果肉や、とろみ付けの役割のある種も使用するので、ジューシーで食べ応えのある仕上がりです。皮は、苦味を消すために、下ゆでするのがポイントです。

2. レンジで時短!簡単甘夏ジャム

3つの材料で、簡単に作る甘夏ジャムです。甘夏の処理をして電子レンジで温めるだけで完成するので、お子さんや料理初心者さんでも安心して作れますよ。はじめのうちは、サラサラとした仕上がりですが、冷めてくるとジャムらしい粘り気が出てきます。

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