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食べごろは?旬の日向夏を味わおう
日向夏(ひゅうがなつ)は、温州みかんよりひと回り大きいサイズの柑橘類です。果樹園芸の世界では、親がわからない品種で偶然に発見したものを、偶発実生(ぐうはつみしょう)と呼びます。この日向夏も偶発実生で、温州みかんやはっさくなどと同じ。
外皮が明るい黄色で、グレープフルーツのような色をしています。ハウス栽培物は年末ごろから出荷されはじめ、旬は1~2月。一方、露地栽培物は2月末ごろから収穫されはじめ、最盛期の旬は3~4月です。
外皮が明るい黄色で、グレープフルーツのような色をしています。ハウス栽培物は年末ごろから出荷されはじめ、旬は1~2月。一方、露地栽培物は2月末ごろから収穫されはじめ、最盛期の旬は3~4月です。
おいしい日向夏の見分け方
- 見た目がきれいなこと
- ずっしりとした重みを感じられること
まずはじめに見た目から確認。おいしい日向夏を選ぶためには、見た目のよさがとても大切です。外皮の表面に傷や変色した部分がないか、色は明るい黄色で光沢や張りがあるか、などをチェック。
次に手で持ってみて、ずっしりと重みを感じるものが良品です。重さがあるのは、水分をたくさん含んでいる証拠。水分、つまり果汁がしっかり詰まっているということがわかります。
次に手で持ってみて、ずっしりと重みを感じるものが良品です。重さがあるのは、水分をたくさん含んでいる証拠。水分、つまり果汁がしっかり詰まっているということがわかります。
日向夏のおもな産地
日向夏のおもな産地は宮崎県で、全国シェアの6割ほどを占める一大生産地。すでに紹介したように、日向夏は柚子の偶発実生で、1820年代に宮崎市の民間人宅の庭で発見されたとされます。それから品種改良が進み、いまでは宮崎県の特産品として有名。
日向夏とは宮崎県でのネーミングで、産地によって呼び名が変わります。高知県では「土佐小夏」、「小夏みかん」、愛媛や静岡県では「ニューサマーオレンジ」と呼ばれているそうです。
日向夏とは宮崎県でのネーミングで、産地によって呼び名が変わります。高知県では「土佐小夏」、「小夏みかん」、愛媛や静岡県では「ニューサマーオレンジ」と呼ばれているそうです。
日向夏のむき方とカットの仕方
1. りんごのように表面の皮を薄くむく
日向夏の果肉は、酸味が強くてさっぱりした味わいが持ち味。また、外皮と果肉の間に白いわたのような、厚い中果皮があるのが特徴です。
この白いわたには甘味があるので、酸味のある果肉と一緒に食べるのが、日向夏の一般的な食べ方。そのためわたを残すように、外皮だけを包丁やナイフで薄くむきます。
この白いわたには甘味があるので、酸味のある果肉と一緒に食べるのが、日向夏の一般的な食べ方。そのためわたを残すように、外皮だけを包丁やナイフで薄くむきます。
2. 芯を残すようにずらしてカットする
日向夏の種は中心に集まっています。そのためカットするときは、上から見て真半分にせず、種が入らないよう芯を外して、6:4に切るのがコツ。6割の部分に種があるので、こちらも芯を外すように、端から斜めにそぎ切りしてください。
ちなみに路地物には種がありますが、ハウス物は種がない場合がほとんど。ハウス物の日向夏をカットするときは、種をとくに気にする必要はないです。
ちなみに路地物には種がありますが、ハウス物は種がない場合がほとんど。ハウス物の日向夏をカットするときは、種をとくに気にする必要はないです。
日向夏におすすめの食べ方
- 1
- 2
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