ライター : かやのゆみこ

AISO(イタリアソムリエ協会)認定オリーブオイルソムリエ

以前は旅の楽しさを伝える仕事、今は地域や食の魅力を伝える仕事に従事。国内外問わず、その土地ならではの食とお酒を味わうのが大好きです!

渋柿と甘柿の違い

柿は身近な果物でありながら、実は知らないこともたくさん!そのひとつが、渋柿と甘柿の違いではないでしょうか?

柿は渋柿と甘柿に大別され、違いは実の熟し方にあります。柿はもともと渋味のある渋柿でしたが、渋柿から突然変異でうまれたのが甘柿です。

渋味の正体は、水溶性のタンニン。口の中で溶けるため、渋味を感じます。甘柿も幼果のころは渋味がありますが、実が色づき熟してくると、タンニンの性質が水溶性から不溶性へと変化。そのため、口の中で渋味を感じなくなるのです。

渋柿も、渋抜きや干し柿にすることで渋味が抜け、甘くなりますよ。(※1)

渋柿と甘柿の種類

渋柿と甘柿は、熟し方の違いにより次の4種類に分けられます。それぞれに該当する、代表的な柿の品種も参考にしてくださいね。


渋柿

・完全渋柿……種ができても渋く、完熟するまで甘くならない(品種:西条、愛宕)

・不完全渋柿 ……熟すと種のまわりの渋味が抜けるもの。渋抜きで甘くなる(品種:刀根早生、平核無)

【甘柿】

・完全甘柿
……種ができる前から甘い(品種:富有、次郎)

・不完全甘柿
……種が成熟すると甘くなる。渋抜きをして出荷される(品種:西村早生、禅寺丸)
▼柿の品種についてはこちらをご覧ください

甘柿と渋柿の見分け方

甘柿なのか渋柿なのか、どうやって判断すればよいのでしょう。形で見分ける方法と中身で見分ける方法をご紹介します。

形で見分ける

バッと見て、甘柿はずっしりとして重みがあり、形が四角いものが多く、一方、渋柿は先が尖って細長いものが多いのが特徴です。

品種によっても差はありますが、形に着目することで、渋柿に当たってしまう可能性を低くすることができますよ。

中身で見分ける

柿を切ったときに、切り口で見分ける方法があります。果肉に黒い斑点があるものは苦味のない甘柿斑点のないものは渋柿です。

この斑点は、不溶性タンニンの固まり。苦味が溶け出さず、固形になったものです。そのため、斑点のあるものは口に入れても苦味を感じず、おいしく食べられますよ。

渋抜きの3つの方法

渋柿はそのまま食べると、口の中から苦味が抜けずに残ってしまいます。また、苦味成分のタンニンの影響で、お通じが悪くなってしまうことも。なるべく渋抜きをするか、加工して食べることをおすすめします。(※2)
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