13. 春キャベツ

※画像はイメージです
晩冬から店頭に並びはじめる春キャベツは、3月〜5月が収穫の最盛期で旬です。葉の巻きがふんわりとゆるく、中まで薄い黄緑色がついています。水分が多く、葉がやわらかいのが一番の特徴。選ぶときは、葉が鮮やかな色合いで、張りとツヤがあるものがおすすめです。

冬キャベツと比べるとそんなに重くありませんが、同じ大きさなら、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。春キャベツはみずみずしくて甘いため、生で食べるのに適していて、千切りキャベツやサラダにうってつけ。加熱するなら、時間をかけずにサッと炒める料理に向いています。

14. たけのこ

たけのこも春の訪れを告げる野菜で、南の地域ほど早く収穫されます。九州や四国では12月ごろから出荷されはじめ、年明けから収穫地がしだいに北上。孟宗竹(もうそうちく)のたけのこが一番おいしく、全国的にたくさん出回る旬は3月~4月です。

小ぶりでずっしりして重いもの、皮の色が全体的に薄茶色で色ツヤがいいものを選びましょう。また、穂先は黄色がかっていて、切り口が白くみずみずしいものが良品。

たけのこは鮮度が命で、時間がたつほどアクが出てえぐみが強くなります。皮付きのままゆでて、アクを抜いてから調理するのが基本。やわらかい穂先はお吸い物や木の芽和え、真ん中は煮物や炊き込みごはんがおすすめです。

15. 菜の花

独特のほろ苦さが魅力の菜の花は、春を思わせる野菜のひとつです。最盛期は2月〜3月ですが、新年に合わせて12月に収穫される品種もあります。葉と茎がやわらかく、みずみずしいもの、つぼみが開いていないもの、葉の色が濃いものが新鮮です。

水で湿らせたキッチンペーパーに包めば、冷蔵庫の野菜室で2〜3日ほど保存可能。ゆでてからし和えにしたり、ベーコンやにんにくと炒めたりするとおいしいですよ。火の通しすぎは禁物で、菜の花の歯ごたえが残るようにしましょう。

16. 芽キャベツ

芽キャベツは、晩秋から早春にかけて旬を迎えます。高温と湿気に弱いため、夏場は栽培されません。少しアクがあるので、下ゆでして調理するのが基本です。小さいので重みを感じにくいですが、ずっしりとして緑の濃いものを選んでください。

芽キャベツは、甘味とほのかな苦味が持ち味。バターで炒めたり、クリームシチューに入れたりすると、味わいが引き立ちます。ポトフやスープに入れると甘味が際立つうえ、見た目のかわいいひと品に。フライや串揚げにしてもおいしいですよ。

17. ルッコラ

地中海沿岸が原産とされるルッコラは、ごまのような香りと少し辛味があるのが特徴。一年を通してさまざまな地域で栽培されているため、あまり旬を感じることはありません。南の地域では春から、北の地域は夏から、その中間地では春と秋に収穫される野菜です。

ルッコラは、生のままでサラダに加えるのが一般的。相性抜群な生ハムとともに、ピザのトッピングにしてもおいしいですよ。炒め物やおひたしにしても、また違った味わいを楽しめます。

18. レタス

レタスは一年を通して出回ります。夏は一大生産地である長野県、冬は暖かい九州や香川県などから出荷。それ以外の地域では春と秋に出荷され、とくに春のレタスは、みずみずしいのが特徴です。選ぶときは、葉が淡い緑色でツヤがあるものがおすすめ。

生でサラダにするだけでなく、炒め物やスープにしてもおいしく食べられます。出荷量がNo.1の長野県では、みそ汁の定番具材として有名。加熱調理するときは、レタスを最後に加えて、シャキシャキした食感を残すのがポイントです。
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