赤魚をおいしく食べる人気の調理法

新鮮なアコウダイなら、刺身が一番おいしい食べ方です。しかし店頭に並ぶいまの赤魚は、冷凍の近縁種なので必ず加熱してください。淡白でクセのない白身は、幼児の離乳食にも使われるほど。お子さんから大人まで好まれる赤魚の、おすすめの調理法を紹介します。

煮付け

甘めのしょうゆダレで魚を調理する煮付けは、和食の定番料理で、古来から続く日本伝統の食文化。しょうがの風味を効かせたり、ごぼうやししとうを加えたりと、いろんなアレンジができます。脂がのった白身にタレが染みこんで、赤魚が一段とおいしくなる調理法です。

塩焼き

赤魚の白身本来の旨味を堪能するなら、シンプルな塩焼きがおすすめです。焼くことで身がほどよく締まり、熱で皮のゼラチン質が溶けだして、身に染みこんだ味わいが絶品。塩焼きは脂がのった魚ほどおいしいので、できるだけ大きなサイズの切り身を選ぶようにしましょう。

干物

アラスカメヌケやそのほか近縁種は、大きなものは骨なしのフィレに加工されますが、小さな魚は開いて干物にされます。小さいといっても、干し上がりで25cm前後ある立派なサイズのものも。旨味がギュッと凝縮された白身がおいしく、グリルで焼くだけなので調理も簡単です。

天ぷら

日本伝統の和食を代表する調理法、天ぷらも赤魚をおいしく味わえる食べ方のひとつです。骨を取り除いたフィレ状の赤魚なら、食べやすいひとくちサイズに切って、揚げるだけといたって簡単。フリッターにしてもいいですよ。できたて熱々のホクホクした白身がたまりません。

粕漬け・味噌漬け

1970年代頃、東京の食堂では「鯛粕」が定番メニューだったとのこと。それ以前にあったアコウダイの粕漬けの名残りで、アラスカメヌケの粕漬けをそう呼んでいたとされます。赤魚の身は淡白なことから、粕漬けや味噌漬けにすると旨味が増す、古くから人気の調理法です。

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