ライター : motte

ワラサをおいしく食べたい♪

晩秋に旬の時期を迎えるワラサ。むっちりとした食感が特徴で、お魚好きさんの中には熱烈なファンも多くいらっしゃるのではないでしょうか。ところでこのワラサ、実は大きさによって呼び方が変わる出世魚だって知っていましたか? 今回はワラサが成長とともにどのような名前で呼ばれているか、またおいしくいただけるレシピなど、ワラサについていろいろと調べてみました。これを読めばワラサがもっと好きになっちゃうかもしれません!

ワラサもメジロもブリも全部同じ!?

ワラサ、メジロ、ブリ……これらのお魚の共通点はおわかりですか?実は大きさが違うだけで、すべて同じお魚を指しているんです! それぞれがよく知られているお魚だけに、これらが同じお魚だということを知って驚かれた方も少なくないのではないでしょうか。ブリが出世魚とは知っていたけど、過程の名前は知らなかった!という方も多いかもしれませんね。 もちろん、出世魚であるワラサにはほかにもたくさんの呼び方があるんですよ。いちばん小さな稚魚の「モジャコ」から始まり、ワラサより少し小さめの「イナダ」、そしてワラサより大きめの「ブリ」……と続きます。同じお魚でも、大きさによって呼び方が変わる出世魚ならではのおもしろさですね。

呼び方は地域によってさまざま!

たくさんの異名を持つワラサですが、実はこちら、関東を中心に呼ばれている名前なんです。地域によってもさまざまな呼ばれ方があるんですよ!例えば関西では、稚魚のモジャコの次はワカナ、ツバズと変わっていきます。40~60cmのものはハマチ、60~80cmのものがメジロ、そしてそれ以上のものはブリと呼ばれます。 北陸では小さいものをコズクラまたはツバイソ、その次がフクラギ、3段階目がガンドブリ、そして最後がブリ。4段階で名前が変化するんですね。南四国では稚魚のモジャコの次がワカナゴ、その次がハマチ。そしてメジロ、オオイオ、スズイナ、ブリと続きます。地域によって実にさまざまな呼び方があることに驚きですね。

おすすめの食べ方は?人気レシピ3選

1. ワラサの竜田揚げ

まずご紹介するのは、ワラサの竜田揚げ。外側はパリッと香ばしく、中はふっくらとした食感に仕上げてくださいね。揚げたてのワラサに、食欲をそそる香りの香味ダレをじゅわっと回しかければ、お魚が苦手なお子さんもぺろりと食べてくれるかも。パプリカを添えて彩りもアップしちゃいましょう。

2. バジルマスタードのパン粉焼き

もちろん和食だけではなく、洋食メニューもおいしく仕上げることができちゃいますよ。ワラサにある程度火を通したら、皮側にバジルペーストとマスタード、そしてパン粉をそれぞれたっぷりとのせてオーブントースターで焼くだけ。簡単なのに見栄えもする、ゴージャスなおしゃレシピです。

3. ワラサのハーブ入り塩焼き

イタリアンメニューのレシピはいかがですか?ワラサのハーブ入り塩焼きは、ガツンとパンチの効いた味わいながらもさっぱりといただけるひと品です。作り方はとても簡単で、ワラサにハーブ入りソルトをまぶしたら、にんにくの香りを移したオリーブオイルで焼くだけ。ごはんにもパンにもよく合います。

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