ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ブロッコリーを冷凍するなら「用途」で使い分けよう!

冷凍方法おすすめの用途メリット
生のまま炒め物・スープ・
煮込み料理
食感が残りやすく、
必要な分だけ使える
ゆでて冷凍お弁当・サラダ・
付け合わせ
解凍後すぐ食べられ、
彩りにも便利
レンチンして冷凍忙しい日の副菜・
お弁当
ゆでるより栄養が流れ
にくく時短になる
料理に使うなら、生のまま冷凍するのがおすすめです。凍ったまま調理でき、炒め物やスープにそのまま入れられます。ゆでてから冷凍するよりも、シャキシャキとした食感をキープできますよ。

いっぽうで、お弁当やサラダなどそのまま食べる場合は、あらかじめ加熱してから冷凍すると食感が安定し、水っぽさも抑えられます。

筆者の場合は、自宅用の炒め物やスープには生のまま冷凍、お弁当用にはゆでて冷凍と使い分けています。用途別にストックしておくと、平日の料理がかなり楽です。個人的には旨みや食感が残る生のまま冷凍がおすすめ。

生のまま冷凍する保存方法(日持ち:約1ヶ月)

生のまま冷凍する方法は、スープや炒め物に凍ったまま加えられ使いやすいです。食感や旨みも楽しめる点も大きな魅力。忙しい日の献立作りに重宝します。

冷凍保存方法

1. ブロッコリーを小房に分け、水気を拭き取る

Photo by 上原 花菜

ブロッコリーを小房に分け、しっかりと洗います。ざるにあげて水気を切り、水分を拭き取ります。

2. ジッパー付き保存袋に入れる

Photo by 上原 花菜

ジッパー付き保存袋に重ならないように入れ、空気を抜きます。しっかりとジッパーをしめ、冷凍庫に入れます。

解凍方法

冷凍ブロッコリーは凍ったまま調理できます。解凍すると水っぽくなるので、そのまま炒めたり、スープに入れたりしましょう。そのまま食べる場合は、熱湯で2〜3分ほどゆでるか、電子レンジ600Wで3分ほど加熱してください。

ゆでてから冷凍する保存方法(日持ち:約1ヶ月)

あらかじめ火を通してあるため、お弁当や付け合わせにすぐ使えるのが便利です。朝の調理時間を短縮したいときに大活躍します。

冷凍保存方法

1. ブロッコリーを熱湯でゆでる

Photo by 上原 花菜

ブロッコリーを小房に分け、洗います。鍋に熱湯を沸かしてブロッコリーを入れ、2〜3分ゆでます。

2. 水気を切って、保存袋に入れる

Photo by 上原 花菜

ブロッコリーをざるにあげ、粗熱を取ります。水気を拭き取ってジッパー付き保存袋に入れ、冷凍します。

解凍方法

ゆでたブロッコリーは、常温で10分ほど置くか、冷蔵庫で自然解凍して食べられます。すぐに食べたいときは、熱湯でさっとゆでるか、電子レンジ600Wで30秒ほど加熱します。炒め物のような加熱調理に入れる場合は、凍ったまま加えて、加熱しすぎないようにしてくださいね。

レンチンして冷凍する方法(日持ち:約1ヶ月)

レンジ加熱すれば鍋を使わずに済むので、暑い季節や忙しい日にはこの方法が手軽です。洗い物も少なく済みます。

冷凍保存方法

1. ブロッコリーを電子レンジで加熱する

Photo by 上原 花菜

小房に分けたブロッコリーを洗い、耐熱容器に入れます。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで2分加熱します。

2. 粗熱を取り、フリーザーバッグに入れる

Photo by 上原 花菜

容器から取り出し、粗熱を取ります。水気を拭き取って、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

解凍方法

常温もしくは冷蔵庫で自然解凍します。すぐに食べるときは、電子レンジ600Wで30秒ほど加熱してください。加熱調理に使う場合は、冷凍のまま使用してくださいね。

冷凍するとまずい?臭いや食感の解決策

Photo by 上原 花菜

ブロッコリーを冷凍したとき、匂いが気になったり、おいしくなかったりしたことはありませんか?それは、ブロッコリーに含まれる水分が凍って細胞を破壊するから。解凍時に破壊された細胞から旨味が流れ出ることで、食感や風味が変わってしまうのが理由です。

水分をしっかり拭き取ることが最優先

生で冷凍する場合は、よく洗ったあとしっかり水気を切り、水分を拭き取ります。ゆでる場合は粗熱を十分に取ってから水分を拭き取り、冷凍してくださいね。 ブロッコリーはつぼみの部分に水分がたまりやすいので、特にしっかりと水気を拭き取るようにしましょう。

ブロッコリーの表面に水分が残ったまま冷凍すると、霜がつきやすくなります。霜がつくと、旨みがが抜け食感や風味が悪くなるため水分を丁寧に拭き取ることが重要です。

平らにして急速冷凍する理由

できるだけブロッコリーの食感とおいしさをキープしたまま冷凍するには、短時間で凍らせるのも重要。保存袋の中で重ねて冷凍すると、凍るまでに時間がかかり、霜がつきやすくなります。

ブロッコリーを保存袋に入れる場合は、できるだけ重ならないように平らにしましょう。金属製のバットの上にのせれば、急速冷凍できます。バットがない場合は、アルミホイルを敷いても良いですよ。

香りの強いものと一緒に調理

ブロッコリーやキャベツ、大根などアブラナ科の野菜には、「イソチオシアネート」という成分が含まれます。ブロッコリーを調理したときににおいがするのは、このイソチオシアネートのせい。特に切ったりゆでたりすることで分解が進み、異臭がします。

気になる方は、香りの強いにんにくで炒めるのがおすすめ。カレー粉やハーブ、チーズ、バターなど香りや旨みの強い食材と組み合わせると、においが和らぎよりおいしく食べられますよ。

冷凍ブロッコリーのお弁当活用テクニック

Photo by Uli

加熱済の冷凍ブロッコリーを使用する

冷凍ブロッコリーをそのままお弁当に入れるなら、ゆでたり電子レンジでチンしたりした加熱済みのものを使いましょう。前の晩から冷蔵庫に移し、自然解凍させておくとよいですよ。

筆者は以前、お弁当にそのまま入れたことがあり、水分が残っていてベチャッとしてしまいました。お弁当に入れる際は、キッチンペーパーで包んで水分を絞るのがおすすめ。傷むのも防げます。

ざる付きのお弁当箱を使う

冷凍ブロッコリーは、解凍するうちに水分が出ます。ブロッコリーから出た水分が、ごはんやほかのおかずに流れて水っぽくなるのを防ぐために、ざる付きのお弁当箱を使うのもよいですね。

筆者は以前普通のお弁当箱では底に水滴がたまってべちゃっとすることがありましたが、ざる付きに替えてからは気になりにくくなりました。

別の容器やシリコンカップに分けて入れる

同じお弁当箱に入れるなら、アルミホイルやシリコンカップに分けて入れるのもよいアイデア。

ブロッコリーを直接ごはんやほかのおかずに触れさせると、水分が移り食感が悪くなります。別の容器に入れて仕切ることで、水分移りを防ぎ、お弁当全体をおいしく保てますよ。また、そのままドレッシングをかけてサラダにして楽しめます。

下にキッチンペーパーやかつおぶしをしく

冷凍ブロッコリーの下に、キッチンペーパーをしいておけば、余分な水分を吸い取ってくれます。同じ理由で、かつおぶしをしいたりまぶしたりしておけば、かつおぶしが水分を吸ってくれますよ。

筆者は以前は何も敷かずに詰めていたため、水滴が気になることがありました。現在はかつおぶしを敷くようにしたところ、水分対策になるだけでなく、旨みや香りも加わって一石二鳥です。

冷凍ブロッコリーの賢い使い分けと調理のコツ

Photo by pomipomi

冷凍ブロッコリーは、基本的に凍ったまま調理します。解凍してから使うと水分が抜けやすく、食感が損なわれる原因に。

炒め物は最後に加えて短時間で仕上げ、スープは煮込みすぎず、仕上げの2~3分前に入れると色や歯ごたえが残りやすくなります。筆者も冷凍のまま使うようになってから、水っぽくなったり食感が悪くなったりする失敗が減り、忙しい日でも手軽に野菜を取り入れられるようになりました。

ブロッコリーは賢く冷凍保存しよう

冷凍保存を活用すれば、栄養たっぷりのブロッコリーをいつでもおいしく食べられます。ブロッコリーの上手な冷凍・解凍方法を知っておくと、安売りのときにも助かりますね。お弁当の隙間や、料理にちょっと彩りを添えたいときに大活躍してくれますよ。
【参考文献】
(2026/07/21)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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