ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

こんなブロッコリーは食べられる?

ブロッコリーを購入してから長く保存すると、花が咲いたり変色したりすることがありますよね。気にせず食べてよいのか、処分したほうがよいか、分からない人も多いのでは?ブロッコリーの状態ごとに、変色する理由や食べられるかどうかの見分け方を詳しく解説するので、参考にしてくださいね。
状態食べられる?プロが教える鮮度の判定基準見分け方とおいしい食べ方
黄色に変色〇開花直前の成長段階
蕾に蓄えた養分が花を咲かせるために
使われ始めるので、甘みや食感は少し
落ちるが問題なく食べられる
そのまま調理してOK
風味や食感を補いやすい
ポタージュやグラタン、
炒め物がおすすめ
黄色の花〇開花が進んだ状態
鮮度は落ちているが腐敗ではないため
食べられる栄養価に大きな問題はない
ものの、食感や風味は低下している
花の部分まで食べら
れるが、モソモソ感や
苦味がやや出る
細かく刻んでスープや
炒め物にすると食べやすい
紫色に変色〇寒さによってアントシアニンが増えた
自然現象
鮮度が悪いわけではなく、寒さから
身を守るために色づいている状態
そのまま調理してOK
加熱すると緑色に戻る
ことが多く、通常より
甘みを感じやすい
ゆでてマヨネーズ和えや
サラダにする
茶色に変色△傷みや乾燥、酸化が始まっている状態
部分的で異臭やぬめりがなければ食べられる
茶色い部分は切り落と
して使用する
炒め物や煮込み料理など
にすると気になりにくい
黒く変色×カビや腐敗が進行して、中まで黒い
場合は食べずに処分する
黒い斑点が広がる、ぬめりや異臭がある場合は廃棄する

黄色に変色:花が咲く前の状態で食べられる

ブロッコリーを買ってから数日そのままにしていると、全体が黄色くなることがあります。黄色く色が変わったブロッコリーは、花が咲く前のつぼみが膨らんだり開いたりしている状態です。

傷んでいるわけではないので、食べても問題ありませんが、苦味があり味が落ちることがあります。また、固く食感も悪くなってしまうため、早めに食べるようにしましょう。

花が咲いた:栄養は落ちるが食べられる

ブロッコリーはキャベツの一種を改良した、アブラナ科の野菜。頭の部分は、花のつぼみにあたります。ブロッコリーは収穫されても成長しようとするため、時間が経つと黄色の花が咲くことがあります。

花が咲くと食べられないと思われがちですが、問題なく食べられますよ。ただし、花に栄養が取られた状態で食べごろは過ぎているため、早めに食べてくださいね。

紫色に変色:アントシアニンで甘みが強い証拠

Photo by pomipomi

スーパーで販売されているブロッコリーで、まれに紫色をしているものがあります。これは、ブロッコリーが寒さから身を守ろうと、アントシアニンと呼ばれる紫色の色素を出すため。アントシアニンはブルーベリーやワインなどに含まれるポリフェノールの一種です。

傷んでいるわけではないので、問題なく食べられます。紫色の色素は加熱すると失われて緑色に戻るので、いつものブロッコリーと同じように使えますよ。

冬場の寒さに当たったブロッコリーは、糖度が高くなって甘みがグッと増している証拠。見かけによらず一番おいしい状態なので、捨てずにぜひ味わってみてくださいね。

茶色に変色:部分的なら除去して可能

生のブロッコリーを長く放置すると、茶色に変色していきます。茶色になった部分が少しであれば、切り落としてほかの部分は食べることができますよ。しかし、全体的に茶色くなっていたり、ぬめりやにおいがあったりする場合は傷んでいるので、食べずに処分しましょう。

黒く変色:カビや腐敗リスクで廃棄

全体的に黒ずんでいるブロッコリーは、黒すす病と呼ばれるカビのおそれがあります。一部だけなら取り除いて食べられますが、中まで傷んでいる場合は食べずに処分してください。

また、茎にポツポツと黒い斑点が出ることがあります。これは、ゴマ症と呼ばれ、白菜の根元にある黒い斑点と同じもの。食べても問題ありませんよ。
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