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茶飯ってどんな料理?
茶飯にはだし汁としょうゆで炊く茶飯と、お茶で炊く茶飯の2種類があります。どちらの茶飯にも由来や歴史があり、地域によって呼び方やバリエーション、味わいもさまざまです。ここでは、しょうゆ味の茶飯とお茶風味の茶飯、それぞれの特徴や発祥の歴史などをご紹介します。
茶飯の種類
しょうゆやだしで作るもの
しょうゆやだし汁で炊き込む茶飯で、黄枯(きがら)茶飯ともいいます。お茶を使わず、しょうゆで味付けするのが特徴です。静岡県の遠州地方では、しょうゆで薄く色づいた茶飯が桜色に見えることから、さくら飯(さくらごはん、おさくら)と呼び、給食メニューや縁起物として親しまれています。
東京を中心とする関東では、おでんだしで炊くごはんをおでん茶飯といい、おでんと一緒に食べられることが多いです。具材なしの茶飯が一般的ですが、刻んだ具材を一緒に炊き込んだり、煮込んだ豆腐を茶飯にのせたりして提供するおでん屋もあります。
東京を中心とする関東では、おでんだしで炊くごはんをおでん茶飯といい、おでんと一緒に食べられることが多いです。具材なしの茶飯が一般的ですが、刻んだ具材を一緒に炊き込んだり、煮込んだ豆腐を茶飯にのせたりして提供するおでん屋もあります。
お茶で作るもの
お茶で米を炊いて作る茶飯の原点は、1200年以上前から奈良の僧侶が食べていた「ゲチャ」という、ほうじ茶と米を煮て煮汁を取ったものといわれています。宿場町であった福井県の今庄地方に伝わり、大豆と番茶で作る茶飯が郷土料理として根付き、主に仏事で食べられるようになりました。
江戸時代には浅草寺周辺の茶屋で、煎り豆や粟などを入れた茶飯が奈良茶飯として出され、庶民の間にも茶飯が広まります。ほうじ茶や番茶の茶飯が一般的ですが、地域によっては緑茶や抹茶で作る場合もあるようです。
江戸時代には浅草寺周辺の茶屋で、煎り豆や粟などを入れた茶飯が奈良茶飯として出され、庶民の間にも茶飯が広まります。ほうじ茶や番茶の茶飯が一般的ですが、地域によっては緑茶や抹茶で作る場合もあるようです。
だし汁としょうゆで作る。基本の茶飯レシピ
調理時間
50分
*米を浸水させる時間は含みません
だし汁としょうゆで作る基本の茶飯レシピをご紹介します。だし汁の風味と、みりんのほのかな甘さが特徴です。しょうゆと塩を入れてしっかり味付けするので、茶飯単体でもおいしく食べることができ、もちろんおでんとの相性も抜群ですよ。何も入れずにおにぎりにしてもおいしいです。塩の分量はお好みで加減してくださいね。
材料(2合分)
作り方
1.米を洗って水に浸す
Photo by Uli
米を洗ってしっかり浸るくらいの水(分量外)に30分ほど浸します。
2.米をザルにあげて水気を切る
Photo by Uli
米をザルにあげてしっかり水気を切ります。
3.炊飯釜に米、調味料、だし汁の順に加える
Photo by Uli
炊飯釜に米と調味料を入れます。最後にだし汁を炊飯釜の目盛りにあわせて注ぎ、全体をざっと混ぜて調味料をなじませます。
※塩小さじ1/2杯でしっかり塩味に、小さじ1/3杯でやや薄味に仕上がります。
4.通常どおり炊く
Photo by Uli
通常の白米と同様に炊きます。
5.蒸らしてから混ぜる
Photo by Uli
炊飯後そのまま15分ほど蒸らしてから、ざっくり全体を混ぜます。器に盛り付けて完成です。
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