お茶で作る。昔ながらの茶飯のレシピ3選

1. ほうじ茶や番茶で。昔ながらの茶飯

ほうじ茶で作る昔ながらの茶飯です。塩と酒のシンプルな味付けが、米の旨味とほうじ茶の香ばしい風味を引き立てます。1200年以上前に僧侶が食べていた茶飯の原点に近い素朴な味わいで、奈良をはじめ全国各地で親しまれるなつかしい茶飯です。番茶で作ったり、煎り豆や雑穀を一緒に炊いたりしてもおいしいですよ。

2. 緑があざやか。茶殻入り緑茶の茶飯

静岡で食べられている緑茶の茶飯は、フレッシュな香りが特徴。緑茶を濃いめに淹れて冷やしてから米と合わせ、茶飯が炊き上がってから茶殻を少し加えるのがポイントです。あざやかな緑色がきれいで、お弁当や食卓を彩ってくれますよ。茶殻は水気をしっかり絞って細かく刻んでおくと、茶飯が水っぽくならず、茶殻も食べやすくなります。

3. ほっこり抹茶風味。さつまいもの茶飯

抹茶好きな方には、煎茶を粉末状にした粉茶と、抹茶粉末で作る茶飯レシピがぴったり。ほんのり抹茶色に染まる米と、黒いりごまのコントラストがきれいですね。さつまいも入りで食べごたえが増し、やさしい甘さも味わえます。愛知県の一部地域では、抹茶の原料であるてん茶の茶飯があるそうですよ。

素朴な味わいの茶飯に癒されよう

だし汁としょうゆで作る茶飯も、お茶で作る茶飯も、それぞれ異なる魅力があります。おでんを食べるときはしょうゆ味の茶飯を、ほっとひと息つきたいときはお茶で作る茶飯がおすすめです。その日の気分や合わせたい料理によって、茶飯の種類や材料を工夫して作ってみてください。素朴な茶飯に癒されましょう。

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