ライター : kinako

そもそも「コンソメ」ってどういうもの?

コンソメは、牛肉、鶏肉、魚などのだしであるブイヨンに、野菜や肉などを合わせて濾したスープのことです。色は琥珀色、または淡黄色をしており、きれいに澄んでいることも特徴のひとつ。

透明度を出すのは簡単そうですが、実はとても繊細な作業で、プロの調理場では卵の殻や卵白を使い、きれいに灰汁取りがおこなわれています。

コンソメとブイヨンの違いはなに?

結論から言うと、コンソメはスープで、ブイヨンはだし。肉や魚、野菜を長時間煮込んで作るブイヨンは、うま味がしっかりしており、コンソメのみならず、煮込み料理などのベースとして使用されます。

ブイヨンには肉や野菜のうま味がありますが、味付けしていないため、そのまま飲むと薄いと感じます。

コンソメの代用は家にある調味料!

鶏ガラスープの素

中華だしである鶏ガラスープの素は、コンソメの代用になります。異なる点は味わい。コンソメは洋風の味わいですが、鶏ガラスープの素には中華の香味成分が含まれているため、中華風の味わいになります。また塩分量も異なるので、代用する場合はレシピの量を一度に入れず、少しずつ足して味を調整しましょう。

和風だしの素

和風だしは魚や海藻から作られるため、コンソメに比べるとさっぱりした味わいです。パンチはありませんが、そのシンプルさが意外にマッチ。和風だしで肉や野菜を煮込めば、コンソメの味わいに近づけることが可能です。素材の味を損ねず、いろいろな調味料を使う味付けもしやすいですよ。

ウスターソース

こってりした味わいのウスターソースは、野菜や果物のピューレに、酢などの調味料を加えたもの。コンソメの代用にする場合は、煮込み料理がおすすめです。ほんのちょっぴり加えると、コクと深みを出すことができますよ。ウスターソースは酸味があるため、入れすぎには注意しましょう。

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