目次

小見出しも全て表示 閉じる 開閉

9. ほろ苦さで春を感じられる。つくし

Photo by 稲吉永恵

採れる時期:3月~4月

つくしは植物名ではなく、シダ植物のすぎなの胞子茎を指す名称です。田んぼのあぜ道や草原などに自生していて、春になると出回ります。胞子が散る前が食べごろなので、頭の部分が硬く締まっているものを選びましょう。

下ごしらえ

Photo by 稲吉永恵

1. つくしはよく洗う

2. 節ごとに茎のまわりに付いているはかまを取り除く

3. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら2を入れ20〜30秒ほどゆでる

4. ザルにあげて冷水にさらす

野菜ソムリエのおすすめレシピ「つくしの卵とじ」

Photo by 稲吉永恵

調理時間:10分(※下ごしらえの時間は含みません)

ほろ苦いつくしと甘辛いだし汁や卵のバランスが絶妙な卵とじ。まろやかな味わいでごはんにのせて丼にしてもおいしいですよ。ボリュームが欲しい場合は、きのこ類や鶏肉などを加えてもGOOD。つくしの苦味が苦手な方は、ゆでたあと長めに水にさらしてくださいね。

材料(3〜4人分)

・つくし……50g
・卵……2個
・だし汁……50cc
・きび砂糖……小さじ1/2杯
・みりん……大さじ1杯
・しょうゆ……大さじ1と1/2杯

作り方

1. つくしは下ごしらえして食べやすいサイズ切る

2. 鍋にだし汁と調味料を入れて煮立てつくしを入れて中弱火で煮る

3. 卵を溶いて回し入れ、軽く混ぜてから弱火にし蓋をする

4. 2分ほどしたら火を止め、好みの卵の硬さになったらできあがり

10. にんにくのような強烈な香り。行者にんにく

Photo by 稲吉永恵

採れる時期:4月~5月

行者にんにくとは、ねぎやニラの仲間で北海道から近畿地方の寒冷地の山間に群生する山菜。山に入った修行者が食べたことから「行者にんにく」と命名されたと言われています。行者にんにくは、にんにくのような強烈な香りが特徴。アクは少ないので、そのままでも加熱しても食べられます。

編集部のおすすめ