ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

あなたにピッタリな「ベーキングパウダーなしスコーン」はどれ?

Photo by macaroni

・とにかく手軽さ重視 → 【ホットケーキミックス使用】タイプ
・BPはないけど膨らませたい → 【重曹で代用】タイプ
・素朴な味わい、添加物控えめ → 【ベーキングパウダーも重曹なし】タイプ
・時間に余裕がある→【ドライイースト使用】タイプ
ベーキングパウダーなしでスコーンを作る方法は大きくわけて上記4つのタイプがあります。それぞれメリットやデメリットがあるので、レシピを使い分けるとよいでしょう。

【ホットケーキミックス使用】タイプ

  1. お菓子作り初心者や、時間がないときや手軽に作りたいときに最適。
  2. スコーン作りに必要な基本の粉類と砂糖、そして膨張剤であるベーキングパウダーがあらかじめ絶妙なバランスで配合されているため、材料を集める手間がない。
  3. 多くの場合、粉をふるう手間も省略できる。
  4. HMにはBPが含まれるため、厳密な「BPなしのスコーン」とは言えない。添加物を避けたい方にとってはデメリットと言える。

【重曹で代用】タイプ

  1. BPを使わずに一般的なスコーンのような「サクふわ感」を少しでも再現したい場合に有力な代用品。
  2. しっかり膨らみきれいな焼き色が付く。
  3. 少量で効果がある反面、入れすぎると苦味や特有のにおいが出る。
  4. 量の調整がデリケートなので、レシピをよく確認して作る必要がある。

【ベーキングパウダーも重曹なし】タイプ

  1. 添加物を避けたい方や、シンプルな材料で作るお菓子を好む人に適している。
  2. 卵や油脂(バター、オイル)の性質を利用して、素材の味を生かした素朴で家庭的なスコーンを作れる。
  3. 材料や生地の作り方を工夫することで、「しっとり」「さっくり」「ホロッ」としたやさしい食感から、「ザクザク」「カリッ」とした個性的な食感まで、目指す仕上がりを選べる。

【ドライイースト使用】タイプ

  1. イーストの力で発酵させて膨らませるため、BPなしで作れる。
  2. 生地を作ってからすぐに焼けず、発酵させる時間と手間が必要。
  3. ほかのタイプに比べて時間がかかり、工程も異なるため、「思い立ったらすぐ」には向かない。
  4. 発酵時間によって「ふんわり」や「しっとり」など食感が変わり、発酵させることで生地に特有の旨味や風味が生まれるメリットがある。

【ホットケーキミックス使用】ベーキングパウダーなしスコーン5選

1. プレーンスコーン

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■調理時間:50分
■材料:ホットケーキミックス・バター(無塩)・牛乳
■味わい:サクサク系で中はしっとりとした味わい
■おすすめポイント:卵不使用で混ぜるだけ

2. チョコスコーン

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■調理時間:30分
■材料:ホットケーキミックス・バター(無塩)・牛乳・ミルクチョコレート
■味わい:ふんわりさっくりした味わい
■おすすめポイント:卵不使用・ポリ袋に入れて混ぜるだけ

3. チョコバナナスコーン

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■調理時間:40分
■材料:ホットケーキミックス・バナナ・サラダ油・ミルクチョコレート
■味わい:まわりはサクッとしてふんわりしっとりとした味わい
■おすすめポイント:卵と牛乳不使用・混ぜるだけで簡単

4. 抹茶スコーン

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■調理時間:40分
■材料:ホットケーキミックス・抹茶アイス・ホワイトチョコレート・バター(無塩)
■味わい:まわりはサクッとしてしっとりとした味わい
■おすすめポイント:混ぜるだけで簡単

5. かぼちゃスコーン

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■調理時間:40分
■材料:かぼちゃ・ホットケーキミックス・シナモンパウダー・牛乳・バター(無塩)・かぼちゃの種・チョコペン
■味わい:まわりはサクッとしてホックリしっとりとした味わい
■おすすめポイント:混ぜるだけ
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