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きゅうりのアク抜きは意味ない?いえ、あるんです!
野菜のライフハックとして、「きゅうりの切り口をこするとアクが出る」といった情報がよく投稿されています。「アク抜きは意味があるの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。実は意味があるんです!この記事では、野菜ソムリエがきゅうりのアク抜きの意味、やり方についてご紹介します。アク抜きの効果は本当か嘘なのか、真相に迫ってみましょう。
きゅうりのアク抜きの科学的根拠
きゅうりの苦味や渋味のもとであるアクは「ギ酸」という物質です。きゅうりの皮のすぐ下に水分や養分が流れる維管束があり、そこにギ酸が集中しています。「切り口をこする」「板ずりをする」どちらの方法でもアクを減らせますよ。
きゅうりをカットするとアクを含む液がじんわり滲み出てきます。カットした先端部分と残った実の部分をこすり合わせるとギ酸を含む液が外に排出されて、きゅうりに含まれる苦味や渋味を軽減できるのです。
また板ずりも同じように効果があります。皮のすぐ下にある維管束を板ずりによって壊し、ギ酸を含む液を外に排出できるのです。(※1)
きゅうりをカットするとアクを含む液がじんわり滲み出てきます。カットした先端部分と残った実の部分をこすり合わせるとギ酸を含む液が外に排出されて、きゅうりに含まれる苦味や渋味を軽減できるのです。
また板ずりも同じように効果があります。皮のすぐ下にある維管束を板ずりによって壊し、ギ酸を含む液を外に排出できるのです。(※1)
【きゅうりのアク抜きのやり方1】切り口をこする方法
とても簡単なきゅうりのアク抜きは、切り口をこする方法です。へたを切り落としたら、切り口をこすります。こする時間は30秒程度でOK。切り口に白い液体(アク)が出てきたら、水で洗い流してアク抜き完了です。
きゅうりのアクは全体に含まれるわけでなく、皮の下に集中しています。切り口をこするときゅうり全体のアクを軽減できますよ。きゅうりの両端でアク抜きする必要はありません。
詳しい手順はこちら▼
きゅうりのアクは全体に含まれるわけでなく、皮の下に集中しています。切り口をこするときゅうり全体のアクを軽減できますよ。きゅうりの両端でアク抜きする必要はありません。
詳しい手順はこちら▼
【きゅうりのアク抜きのやり方2】板ずりをする方法
きゅうりのアク抜きは、板ずりでも可能。きゅうりに軽く塩を振ってまな板の上で転がしましょう。水で洗い流して完了です。板ずりすることできゅうりのイボが取れて色がきれいになりますよ。またアクも取れて、味なじみがよくなります。
詳しい手順はこちら▼
詳しい手順はこちら▼
アク抜きの意味がない場合も!覚えておきたい豆知識
塩もみ/加熱する場合はアク抜き不要
塩もみにはアク抜きと同じ効果があります。和え物や漬物などきゅうりを塩もみしてから調理する場合は、あらかじめアク抜きしなくてもOKです。ただし、アク抜きすると味の染み込みや食感がアップする効果があるので、お好みに応じてアク抜きも取り入れるとよいでしょう。
また、きゅうりを炒めたり煮たりする場合も、アク抜きは不要です。加熱することで余分な水分とアクが抜けておいしくいただけますよ。
また、きゅうりを炒めたり煮たりする場合も、アク抜きは不要です。加熱することで余分な水分とアクが抜けておいしくいただけますよ。
アクの少ない品種を使う場合はアク抜き不要
市場に出回るきゅうりの多くは、品種改良や栽培方法によってアクが少なくなっています。また現在一番多く流通している「白いぼきゅうり」はアクが少ない品種です。アク抜きしなくても食べやすいですよ。
きゅうりのアク抜きは意味ない?正しい下処理を知ろう!
きゅうりを食べたときに感じる渋味や苦味の正体はアクです。切り口をこすり合わせるアク抜きは意味がないと思うかもしれませんが、意外と効果的。科学的根拠もあるのでおこなうのがおすすめですよ。
特にサラダや野菜スティックのとき、歴然と違いを感じられます。また塩もみや炒め物をはじめ加熱調理するときはアク抜き不要です。料理や好みに合わせて正しい下処理をおこなってくださいね。
特にサラダや野菜スティックのとき、歴然と違いを感じられます。また塩もみや炒め物をはじめ加熱調理するときはアク抜き不要です。料理や好みに合わせて正しい下処理をおこなってくださいね。
【参考文献】
(2025/04/01参照)
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