ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

めんつゆで作るわらびの煮物レシピ

Photo by 稲吉永恵

調理時間 5
*わらびをあく抜きする時間を含みません
保存期間:冷蔵で5日ほど、冷凍で約1ヶ月

わらびの定番の食べ方である煮物。野菜ソムリエがめんつゆのみで味付けする手軽な作り方をご紹介します。あっさりとした味わいで、献立に加えやすいですよ。味を染み込ませるコツややわらかく仕上げるポイントをぜひチェックしてくださいね。

材料(2人分)

Photo by 稲吉永恵

※写真には水はうつっていません。
※あく抜きしたわらびを使用しています。

コツ・ポイント

  1. わらびはしっかりあく抜きをしてから調理します。わらびには化学物質が含まれるため、きちんとあく抜きをしなければ中毒をおこすおそれがあります。あく抜きせず調理すると、強い苦味やえぐみを感じ、食べられません。
  2. わらびの穂先は苦味があります。苦手な場合は穂先を摘んでから調理してください。また穂先が開き切ったものは味が悪いため、摘むのがおすすめです。
  3. わらびは採ってきたらなるべく早く下処理(あく抜き)するのが鉄則です。収穫してから時間をおきすぎると硬くなるので気をつけましょう。
わらびのあく抜き方法はこちら▼

作り方

1.わらびを切る

わらびをカットしたもの

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あく抜きしたわらびの根元で硬い部分があればカットし、5〜6cmに切ります。

2.煮汁を煮立てる

水が入った鍋にめんつゆを加える様子

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鍋にめんつゆと水100ccを加えて中火で煮立てます。

3.わらびを煮る

わらびの茎を煮る様子

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わらびの穂先以外を入れて1分ほど中火で煮ます。
鍋にわらびの穂先を加える様子

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穂先部分を加えて、中弱火にして煮ます。わらびの穂先を使わない場合は、はじめからすべて煮てOKです。
わらびを煮汁がなくなるまで煮る様子

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煮汁が少なくなったら火を止めます。あまり長すぎると、やわらかくなり食感が悪くなるのでトータル3分ほどを目安に火を止めてください。
わらびの煮物を冷ます様子

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冷めるまでおくと、味がしっかり染みます。

よくある質問

作り置きできますか?

わらびの煮物は冷蔵保存が可能です。しっかり冷ましてから清潔な保存容器に入れて保存しましょう。冷蔵庫で5日程度保存可能です。長く保存したい場合は冷凍します。わらびの煮物(煮汁が残っていれば煮汁も)をフリーザーバッグに入れます。空気を抜いて封をして冷凍庫に入れましょう。約1ヶ月保存可能です。

味のアレンジはできますか?

できます。刻んだしょうがを加えて煮ると爽やかな風味に仕上がります。最初にごま油で炒めてから煮ると、コクが増しますよ。

具材のアレンジはできますか?

できます。油揚げを短冊切りにして加えると旨味とコクが増します。あく抜きしたたけのこを一緒に煮てもおいしいですよ。鶏もも肉を炒めてからわらびと一緒に煮るとボリュームがアップします。

たけのこのあく抜きは下記をチェック▼

わらびの煮物はめんつゆを使えば失敗なし!

わらびの煮物はシャキッとした独特の食感とトロッとした粘りが絶品です。めんつゆだけで煮ても、十分に旨味たっぷりに仕上がり味染み抜群!筆者の地域では穂先も食べるため、毎回一緒に煮ます。しっかりあく抜きしていればあまり苦味は気にならず大人も子供もおいしく食べますよ。このままはもちろん、うどんやそばにトッピングするのもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。

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