目次
キャベツの栄養を効率的に摂取するポイント
キャベツの調理法別栄養素含有量
栄養素の種類 | 生 | カット水さらし | ゆで | 油いため |
食物繊維(g) | 1.8 | 1.9 | 2.0 | 2.2 |
カリウム(mg) | 190 | 150 | 92 | 250 |
ビタミンC(mg) | 38 | 29 | 17 | 47 |
同じキャベツでも調理方法によって含まれている栄養素の量が変わっているのがわかります。特に水溶性の成分であるカリウムとビタミンCを摂取したい場合は、調理法に気をつけましょう。
生で食べるときは水にさらしすぎない
生のキャベツとカットして水にさらした場合のキャベツを比べると、カリウムとビタミンCが2割ほど減ってしまいます。生で食べる場合は、カットする前に水洗いし、カットしてからは水にさらしすぎないようにしましょう。
また、カットキャベツは加工の段階で消毒や水にさらされている場合があるため、食物繊維以外の栄養素もしっかり摂りたい場合は、自分でカットするのがおすすめです。(※13,18)
また、カットキャベツは加工の段階で消毒や水にさらされている場合があるため、食物繊維以外の栄養素もしっかり摂りたい場合は、自分でカットするのがおすすめです。(※13,18)
加熱するときは汁物や炒め物にする
食物繊維を野菜から摂る場合、生のままだとかさが多く量を摂ることができないため、加熱するほうが効率的です。ただし、キャベツの場合、加熱方法によっては減ってしまう栄養素もあります。
特にカリウムとビタミンCはゆでることで生のキャベツの半分程度にまで減ってしまうため、炒めるほうがおすすめです。ゆでる場合もゆで汁ごと食べられる汁物だと摂取しやすくなります。(※18,19,20,21)
特にカリウムとビタミンCはゆでることで生のキャベツの半分程度にまで減ってしまうため、炒めるほうがおすすめです。ゆでる場合もゆで汁ごと食べられる汁物だと摂取しやすくなります。(※18,19,20,21)
外側の葉や芯のまわりも食べる
キャベツを丸ごと買ったときは、外側の葉や芯の部分も捨てずに食べましょう。キャベツの外側の葉や芯の部分にはカルシウムやマグネシウム、カリウム、リンといったミネラル類が多く含まれます。
かたさが気になる場合は刻んで炒めるなど加熱をするのがおすすめです。(※22)
かたさが気になる場合は刻んで炒めるなど加熱をするのがおすすめです。(※22)
キャベツを取り入れて食物繊維不足を解消しよう
キャベツに含まれる食物繊維量や、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合、そのはたらきを解説しました。食物繊維を摂りたい場合は加熱してかさを減らし、それ以外の栄養素も摂りたいときには調理法を上手に選ぶのがおすすめです。
キャベツは手軽に手に入りやすい野菜のため、毎日の食事に取り入れて、食物繊維が不足しないように気をつけましょう。
キャベツは手軽に手に入りやすい野菜のため、毎日の食事に取り入れて、食物繊維が不足しないように気をつけましょう。
【参考文献】
(2023/09/11参照)
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