睡眠不足

夏は夜間になっても暑い日が多く、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしやすいです。睡眠は心身の疲労をとるのに大きな役割を持ちます。

寝苦しさから睡眠不足になると、日中の疲れがとれず蓄積することで夏バテを引き起こしてしまうのです。(※1,2)

夏バテ対策に役立つ食事のポイント

ポイント

  1. 栄養バランスのよい食事を摂る
  2. 疲労対策に役立つビタミンB1を摂る
  3. 汗とともに排出されるカリウムを補う
  4. 自律神経のはたらきを助ける食べ物を摂る

栄養バランスのよい食事を摂る

食欲が落ちる夏こそ、一日3食きちんと摂ることが重要です。特に良質なたんぱく質、ビタミンが豊富な食べ物を積極的に取り入れて、栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。

食欲がわかないときには、香辛料や香味野菜を使うと胃腸が刺激されて食べやすくなりますよ。(※1,2)

疲労対策に役立つビタミンB1を摂る

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える際に必要な栄養素です。ビタミンB1が不足すると、エネルギーの産生が十分におこなわれず、食欲不振やだるさをおぼえるおそれが。

暑いときにも食べやすい麺類は、単品ではなくビタミンB1が豊富な豚肉やごまなどの具材を足して栄養バランスを整える工夫をしましょう。(※1,2,4)

汗とともに排出されるカリウムを補う

汗をかくと水分とともにミネラルも排出されます。なかでもミネラルの一種であるカリウムには、細胞の浸透圧をはじめ、身体の調子を整えるはたらきが。

不足するとだるさや食欲不振に繋がるとされているため、汗をかいたときはカリウムを多く含む食べ物を摂ることが大切です。カリウムは水に溶けやすいので、生のまま食べられる野菜や果物からの摂取がおすすめですよ。(※5,6)

自律神経のはたらきを助ける食べ物を摂る

夏バテの症状が出てしまったときは、自律神経のはたらきを維持する役割のあるパントテン酸を含む肉類、きのこ、納豆がおすすめです。

睡眠の質が気になる方は大豆製品、乳製品、バナナなどトリプトファンが豊富な食べ物を摂るようにしましょう。梅干しや酢を使うと食欲がないときでも食べやすくなりますよ。(※7,8,9,10)
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