ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

チーズを食べ過ぎるとどうなる?

チーズには塩分や飽和脂肪酸が多く含まれており、食べ過ぎると体に影響があるおそれがあります。むくみや血中コレステロールの増加に関わるもののほか、服薬中の場合は相互作用も懸念されます。

チーズを食べ過ぎることによって起こりうるデメリットを具体的に見ていきましょう。(※1,2,3,4,5)

チーズの食べ過ぎによるデメリット

デメリット

  1. むくみや血圧の上昇につながる
  2. 血中コレステロールの増加につながる
  3. 肥満になるおそれ
  4. 服薬中の場合はチラミン中毒を起こすおそれ

むくみや血圧の上昇につながる

チーズには塩分が含まれ、食べ過ぎると塩分過多につながります。塩分の摂り過ぎはむくみや血圧の上昇を引き起こすほか、腎臓に負担がかかります

日本人の多くが塩分を摂り過ぎている傾向にあるので、普段の食事の塩分量が多い人は特に気を付けましょう。(※1,3)

血中コレステロールの増加につながる

チーズに含まれる脂質の大部分は飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸を摂り過ぎると血中の総コレステロールが増加することによって、血液を循環させる臓器である心臓や血管などのはたらきに支障が出るおそれがあります。

飽和脂肪酸は乳製品や肉に多く含まれるので、あわせて摂り過ぎに注意しましょう(※2,4,6)

肥満になるおそれ

プロセスチーズには100gあたり313kcalが含まれ、食べ過ぎはカロリーの摂り過ぎに繋がります。

30代女性に必要カロリーは適度な運動習慣がある人で一日あたり2,050kcalです。必要なカロリーと比べて摂取カロリーが多い生活を続けると肥満を引き起こすので注意しましょう。(※1,7)

服薬中の場合はチラミン中毒を起こすおそれ

チーズにはチラミンという血圧を上げる物質が含まれています。通常チラミンは体内で分解されますが、抗結核薬がチラミンの分解を阻害し中毒を起こすことがあります。

チラミン中毒の症状には急な血圧上昇や頭痛、顔面紅潮があるので、抗結核薬を飲んでいる場合は注意しましょう。(※5)
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