ライター : 相羽 舞

管理栄養士

チーズにはいろいろな種類がある!

チーズにはさまざまな種類があることをご存じですか?私たちが普段口にするチーズは、その製造方法により大きくふたつに分けられます。

1. ナチュラルチーズ

牛や山羊や羊などの乳に、乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて凝固させ、そこからホエイ(乳清)の一部を取り除き乳酸菌やカビなどの微生物で発酵・熟成させたものです。なかには熟成させないものもあります。

ナチュラルチーズは「乳種」「製造法」「熟成期間」「外観」などによりさらにフレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、シェーブル、セミハード、ハードの7種類に分類されます。

2. プロセスチーズ

ナチュラルチーズを砕き、乳化剤を加えて加熱して溶かし、再び成型したものです。風味が変化しにくく保存性に優れており、日本ではもっとも一般的なチーズです。

チーズのカロリーと糖質量一覧

種類カロリー糖質量
カッテージチーズ99kcal1.9g
リコッタチーズ159kcal6.7g
モッツアレラチーズ269kcal4.2g
マスカルポーネチーズ273kcal4.3g
カマンベールチーズ291kcal0.9g
プロセスチーズ313kcal1.3g
クリームチーズ313kcal2.3g
ブルーチーズ326kcal1.0g
パルメザンチーズ445kcal1.9g
(※1)

カッテージチーズ

水分を約80%含んだ、白色の軟質チーズ。フレッシュチーズの一種で、生乳から乳脂肪分を取り除いて作られるので、高たんぱくで低カロリー。塩分も低く、ダイエット中のカロリーコントロールとしてもおすすめで、サラダやスイーツなどに利用されます。

チーズ独特のクセが少なく、わずかな酸味のみのあっさりとした味わいです。牛乳に酢やレモン汁を加えて凝固させ水気を切るという方法で、家庭でも比較的簡単に作ることができます。(※1)

リコッタチーズ

主に南イタリアで作られるフレッシュチーズのひとつ。チーズ製造時に出る水分であるホエー(乳清)を抽出し、加熱して作られます。なめらかで口当たりが良く、甘みやコクもややありますが、低脂肪でさっぱりとした味わいです。サラダやパスタ、ケーキ・デザートなどに利用されます。
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