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ごま豆腐ってどんな料理?普通の豆腐と何が違う?
中国で薬として重宝されていたごまは、弘法大師が日本に持ち帰り、はじめて栽培をしたといわれています。大師が開いた高野山の修行で僧侶達が食べるのは、肉や魚を使わない精進料理。なかでもごまは、僧侶達の重要なタンパク源です。そんなごまの栄養を効率よく摂るために考えられたのが、ごま豆腐です。高野山のある和歌山では、郷土料理として、また和食の定番として食べ継がれています。
ごま豆腐の主材料はごまとくず粉。擦りつぶしたごまにくず粉、水や出し汁を加えて火にかけながら練り上げます。大豆は使われません。香ばしい香りとなめらかでもちっとした食感は普通の豆腐では味わえない魅力です。
ごま豆腐の主材料はごまとくず粉。擦りつぶしたごまにくず粉、水や出し汁を加えて火にかけながら練り上げます。大豆は使われません。香ばしい香りとなめらかでもちっとした食感は普通の豆腐では味わえない魅力です。
ごま豆腐は手作りできる?必要な材料とは
「くず粉」とごま豆腐の固め方
くず粉はマメ科のクズの根のでんぷんを乾燥させて粉状にしたものです。くず粉は水と合わせて加熱をすると粘りやとろみが出て、冷やすとこれが固まります。このくず粉の性質を用いて作るのがごま豆腐の特徴。くず粉はスーパーでも年中取り扱われおり、手に入りやすい食材といえるでしょう。
※クズの根は「葛根(かっこん )」という名称で漢方薬や薬膳でも重用されています。発熱をしたときに摂ると良いとされています。
※クズの根は「葛根(かっこん )」という名称で漢方薬や薬膳でも重用されています。発熱をしたときに摂ると良いとされています。
ごま豆腐作りに使う「ごま」の種類
ごま豆腐には白ごまを使うのが定番ですが、黒ごまを使うこともあります。白ごまを使った豆腐はごまの香りや味わいがやさしく上品に、また黒ごまを使うとコクと甘みが白ごまよりも増します。手作りをする際は練りごまを用いると、擦りつぶす工程が減り、簡単に作ることができます。
※ごまは中国から伝来しており薬膳でもしばしば使われます。白ごまは便秘緩和、黒ごまはアンチエイジングや貧血気味の方に良いとされています。
※ごまは中国から伝来しており薬膳でもしばしば使われます。白ごまは便秘緩和、黒ごまはアンチエイジングや貧血気味の方に良いとされています。
簡単アレンジも。ごま豆腐のおすすめレシピ3選
1. 手作りごま豆腐を簡単においしく!基本のごま豆腐レシピ
まずは、黒ごまを使ったごま豆腐の基本となるレシピを。くず粉を使った本格派ごま豆腐です。鼻を抜けるごまの香り、濃厚な味わいは黒ごまを使ってこそのものです。練りごまや昆布だしの素を使って工程や手間を省けば簡単かつおいしいごま豆腐が作れます♪手作りのごま豆腐のもちもち感、なめらかな喉ごしをお楽しみください。 日本酒や焼酎とのペアリングで晩酌タイムにぴったりの黒ごま豆腐です。
2. レンジで簡単♪ 白ごま豆腐レシピ
くず粉の代わりに片栗粉を使ったごま豆腐レシピです。レンジを使い少しずつとろみをつけていくことで簡単に、失敗なく本格的なごま豆腐が作れますよ。白ごまを使えば上品な香りに豆乳の味わいが溶け合い、何とも言えないやさしい味わいに。また片栗粉を使うことで通常のごま豆腐よりもっちり感が増すので味わいと共に食感も楽しめます。ごまと豆乳を使ったクリーミーなごま豆腐は、子どもにもよろばれそう!
3. 濃厚ぷるん♪ 片栗粉で『本格的な胡麻豆腐』レシピ
こちらは白ごまを使ったごま豆腐のレシピです。くず粉の代わりに、片栗粉とゼラチンを使います。片栗粉とゼラチンで固めてることで、食感も味わいも本格的なごま豆腐に。調理時間や工程もカットされるので、思い立ったらパパッと簡単に作ることができる代用レシピです。上品な白ごま豆腐は食卓を格上げしますので、おもてなし料理のレパートリーにぜひ加えてみてください。お料理上手と褒められること請け合いです♪
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