黒砂糖

さとうきびの煮汁をそのまま煮詰めたものが黒砂糖で、固形状と粉状のものがあります。濃厚な甘さと強い風味があるため、和菓子などに用いられることが多い砂糖です。コクがでるため、煮物などの料理にもよく合います。(※3)

三温糖

さとうきびやてん菜から取り出した糖蜜を、再び煮詰めて結晶を取り出す工程を繰り返したものが三温糖です。煮詰める工程を繰り返すことでカラメル色がついてくるため、やや茶色い砂糖になります。

甘味が強いため、煮物や佃煮に使うと強い甘さとコクを感じることができます。(※3)

和三盆

日本の伝統的な製法で作られ、手間をかけて作られているため、高級和菓子の原料として使用されています。さとうきびの絞汁を圧搾する作業と、研ぎという糖蜜を抜く作業を3回繰り返すことから、和三盆と呼ばれるようになったといわれています。(※3,4)

白砂糖・三温糖・黒砂糖の栄養価の違い

種類カロリー
(kcal)
糖質量
(g)
カリウム(mg)カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
白砂糖39199.321Tr
三温糖39099.01362
黒砂糖35290.3110024031
※【Tr】Trace(トレース)の略。 微量を意味し成分が含まれてはいるが、最小記載量に達していないことを示す(※5,6,7)
白砂糖・三温糖・黒砂糖に含まれる成分のうち、差が大きいものを100gあたりで比較しました。

白砂糖や三温糖は、ミネラルがほとんど含まれていません。黒砂糖は不純物を取り除く工程がないため、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれていることがわかります。

また白砂糖や三温糖に比べるとカロリーやと糖質量も若干低く、砂糖のなかでは栄養価が高いといえます。

三温糖は白砂糖よりも体に良いのか

※画像はイメージです
三温糖は薄茶色の砂糖なので、何となく健康に良さそうと思う方もいるかもしれません。しかし、白い砂糖と三温糖の栄養価はほとんど同じで、どちらのほうが健康に良い、ということはないんです。

原料糖を精製して結晶から白砂糖が作られる過程で、糖液が残ります。この糖液をさらに煮詰めることにより、糖が分解し糖液に茶色い色が付いていきます。三温糖の薄茶の色は、この糖液を煮詰めてできた色です。(※8)

砂糖の摂りすぎによる体への影響

体への影響

  1. 血糖値が急上昇する
  2. 太りやすくなる
  3. 歯周病になりやすい
  4. 集中力の低下、イライラする
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