ライター : 4575

子育てフードライター

小学生の子どもを持つママ、4575です。家事や仕事に忙しくてもおいしいごはんを作りたい!とレシピを日々研究中。作り置きや時短料理など、毎日のお料理を楽しく作るレシピをたくさん紹…もっとみる

砂糖界の最高峰「和三盆」

高級な砂糖の代表格ともいわれる「和三盆」。名前は聞いたことがあるものの、見た目や使い方を知らない方も多いのではないでしょうか?

この記事では、和三盆の歴史や製法などを分かりやすくご紹介します。

香川や徳島が生む一級品・和三盆とは?

和三盆は、徳島や香川など、四国を中心に作られている砂糖のこと。江戸時代にあたる1700年代の終わり頃から、生産されていました。徳島で作られている和三盆は「阿波和三盆糖」、香川で作られるものは「讃岐和三盆糖」と呼ばれています。

通常の砂糖との違いは?和三盆糖の特徴

和三盆は、上白糖やグラニュー糖に比べ、やや茶色がかった色をしています。粒子が非常に細かく、口どけが良いのも特徴のひとつです。

上白糖と黒砂糖の中間のような味わいで、まろやかなコクがあります。羊羹や干菓子などの和菓子に使われることが多く、最近ではコーヒーや紅茶に入れたり洋菓子や卵焼きなどに使われたりもします。

和三盆の作り方

和三盆の原料は、徳島や香川で栽培されるサトウキビ。沖縄県の黒糖に使われるサトウキビとは種類が異なり、「竹糖(ちくとう」という細い品種を使うのが特徴です。

作る際は、サトウキビの搾り汁を煮詰めたものを圧搾機にかけ、お盆の上で手もみして精製する工程を繰り返し、不純物を取り除きます。すべての工程を手作業でおこなうため、上白糖やグラニュー糖に比べて手間と時間がかかるんですね。

「和三盆」という名前の意味は?

昔は、お盆の上で「研ぎ」と呼ばれる精製作業を3回、もしくは3日間おこなっていたことから、「和三盆」と名付けられました。職人の手による精製を繰り返すことで、きめが細かくなめらかな口当たりの和三盆に仕上がります。

和三盆を使った代表的なお菓子「和三盆」

和三盆を使った代表的なお菓子といえば「和三盆」。少し分かりにくいのですが、和三盆だけを木型に押し固めたものを乾燥させたお菓子のことを、材料名のまま「和三盆」や「和三盆糖」と呼ぶんですよ。

草花や魚などをかたどった木型は江戸時代に誕生したといわれ、ピンクや黄色などやさしい色合いと相まって高級感を演出してくれます。お茶の席で出されることも多いです。

なお、和三盆に似たお菓子に「落雁(らくがん)」があります。見た目はそっくりですが、材料に違いが。落雁は米や麦・豆などの粉と砂糖や水あめを混ぜたものを木型に入れて押し固め、乾燥させるのが一般的です。

ただし、和三盆・落雁の定義は特に決まっていないため、製法や原材料は製造元によって異なる場合があります。
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