血糖値が急上昇する

砂糖を摂取すると血糖値が上がり、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは、血糖をエネルギーとして各器官に運びます。

インスリンは私たちの体にとって重要な役割を担っていますが、過剰に分泌されるとさまざまな健康リスクが指摘されているんです。健康のためには、血糖値が急激に上がらないよう注意が必要です。(※2)

太りやすくなる

砂糖は即効性の高いエネルギー源となる栄養素ですが、余分に摂り過ぎた砂糖は、中性脂肪に変えられ内臓脂肪として体内に貯蔵されます。そのため、過剰な砂糖の摂取は太りやすくなり、肥満の大きな原因となります。(※2)

歯周病になりやすい

砂糖を過剰に摂取すると食後高血糖の原因につながります。成人が歯を失うもっとも多い原因といわれている歯周病は、血糖値の悪化と密接に関連しているといわれています。

歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されており、歯の健康のためにも砂糖の摂りすぎには注意が必要です。(※9,10)

集中力の低下、イライラする

糖質をうまくエネルギーとして代謝するためには、ビタミンB1が必須の栄養素です。糖質過多の食事はビタミンB1を大量に消費することになり、結果的にビタミンB1の不足につながります。ビタミンB1が不足すると、集中力の低下やイライラするなど、こころの不調が起こりやすくなります。(※11)

白砂糖の摂りすぎに注意!

白砂糖を含め余分な糖質は、血糖値を急上昇させる、太りやすくなる、こころの不調が起きやすくなるなど、体に悪い影響を及ぼすことがあります。

摂りすぎには注意しながら、食材をおいしくいただくために上手に活用できるといいですね。
【参考文献】
(2022/07/26参照)
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