ライター : Uli

webライター

ところてんは何から作られている?

Photo by Uli

ところてんの原料は、天草(テングサ)という海藻です。天草をじっくり煮てから煮汁をこし、冷やし固め、細長い形状にして作られます。磯の風味がほのかに残り、ゼリーとは異なるしっかり食感が特徴です。ところてんを凍らせて乾燥させると、寒天となります。

ところてんを作る際に使用する道具

ところてんを作る際に使う道具を、「ところてん突き」や「天突き」と呼びます。製菓道具店やネットで購入できるほか、100円ショップでも見つけられますよ。ただし、プラスチック製のものは硬めのところてんが突きにくく、断面がギザギザになってしまうことがあるのでご注意ください。

見た目や舌触りににこだわりたい場合や、頻繁にところてんを作る方には、金属製の刃がついている製品がおすすめです。ところてん突きがなければ、包丁で細長く切るだけでも作れますよ。

おうちで本格!ところてんの作り方

Photo by Uli

調理時間 50
*冷やし固める時間は含ません
天草で作る本格的なところてんの作り方です。天草を煮出すときの火加減に気を付ければ、むずかしい作業や面倒な工程もなく、簡単に作ることができますよ。つるっと舌触りの良いところてんを、お好みのたれでご堪能ください。

材料

Photo by Uli

  • 天草 20g
  • 1300cc
  • 小さじ2杯

コツ・ポイント

  1. 酢を入れて弱めの中火でじっくり煮ることで、天草からしっかり固まる成分が抽出できます。
  2. 火加減が弱すぎると煮出すことができず、強すぎると吹きこぼれてしまうのでご注意ください。
  3. 煮終わるころには水分量が最初の半分ほどに減っていますが、問題ありません。

作り方

1.天草をもみ洗いする

天草を水をはったボウルの中でもみ洗いする様子

Photo by Uli

天草をほぐすようにもみ洗いします。

2.材料をすべて火にかける

天草と水が入っている鍋に酢を加えようとする様子

Photo by Uli

分量の水、酢、天草を鍋に入れて強火にかけます。

3.じっくり煮出す

天草を鍋で煮込む様子

Photo by Uli

煮立ったら弱めの中火くらいの火加減で、ふつふつと小さく沸騰する状態を保ちながら30~40分煮出します。ふきこぼれに注意して、ときどきかき混ぜながら煮ます。

4.ザルと布でこす

天草を布でこす様子

Photo by Uli

ザルに清潔な布を重ね、天草ごと煮汁を移します。布をトングや箸でねじりながらぎゅっと絞り、最後までしっかりこします。熱いので、手では触らないでください。

5.容器に入れて固める

固まっているところてんが入っているガラス容器

Photo by Uli

底が平らな容器に入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やします。

6.細長く突く、または切る

ところてんを包丁で切る様子

Photo by Uli

ところてん突きを使う場合は、ところてん突きに入るサイズにところてんを切り、突き棒で押し出すように突きます。包丁で切る場合は、なるべく細く切って完成です。

どのたれを選ぶ?ところてんの食べ方

どのたれで食べるのがお好きでしょうか。関東では酢醤油、関西では黒蜜をかけて食べるのが一般的だそうです。酢醤油の作り方は、酢としょうゆを同量ずつ混ぜるだけ。酸味が苦手な方は、めんつゆやだし汁で食べてみてください。ポン酢や和風ドレッシングをかけたり、砂糖入りのきな粉で食べたりするのもおすすめですよ。

編集部のおすすめ