クレームドカシス・梅酒などの「果実系」

果実系リキュールのなかでも身近な梅酒は、ロックで飲んだりソーダ割にしたりとさまざまな飲み方が楽しめるのが魅力。市販品では賞味期限の記載がされていないことがほとんどですが、未開封の場合は1~2年ほどもちます。

果実系のリキュールは比較的傷みやすいため、開封後は冷蔵保存し、早めに飲むのが大切。なお、クレーム・ド・カシスは糖分が多いため、比較的長持ちします。(※2,5,6)

カルーア(コーヒーリキュール)・マリブなどの「ナッツ・種子系」

コーヒーリキュールの代表格であるカルーアは、牛乳と合わせてカルーア・ミルクにするのが定番。傷みにくいため、比較的長く楽しむことができます。

ココナッツの風味が特徴的なマリブも賞味期限が長め。保存方法は薬草系のリキュールと同じで、冷暗所で保存します。開封後は早めに飲んでくださいね。(※2,5)

ゴディバ・ヨーグリートなどの「クリーム系」

チョコレートリキュールのゴディバ、ヨーグルトリキュールのヨーグリートはクリーム系のリキュールに分類されます。ヨーグルトやクリームのような傷みやすい原料が使用されているため、賞味期限は比較的短く、何年も保存することはできません。

製品に記載されている賞味期限や保存方法を確認し、賞味期限内に飲み切りましょう。(※2)

賞味期限が切れたリキュールはいつまで飲める?

リキュールは賞味期限内に飲み切ることが基本ですが、賞味期限が記載されていなかったり、何年も前に購入したりしたものだと飲んでよいのかどうか迷いますよね。

未開封のリキュールは適切に保存すれば数年持ちますが、品質が変わっている可能性があります。古いお酒を飲んでも健康上の問題がないと考えられているものの、色や香りに少しでも違和感があれば、無理して飲まないようにしてくださいね。(※2,7)

飲むのを避けた方がいい場合の見分け方

前述したように、開封済みのリキュールは早めに飲むのが基本です。開けてから長い時間が経っていたり、賞味期限が切れていたりするものは飲むのを避けましょう。

また、未開封のものであっても、直射日光が当たる場所や常温で保存していた場合、品質が低下しているおそれが。香りを確認し、異臭がする場合は飲まないほうがよいでしょう。(※5,8)

リキュールの上手な保存方法

フタをしっかりと閉める

開封済みのリキュールを保存するときのポイントは、フタをしっかりと閉めること。空気に触れるとリキュールが酸化し、品質が落ちる可能性があるためです。

また、フタを閉める前に、瓶口に付着したリキュールをきれいにふき取っておきましょう。リキュールが付いたまま保存すると、フタが開かなくなる場合があります。(※2,5)

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