ライター : 馬原 香織

料理家/料理教室主宰/調理師

ココアパウダーは代用できる?

ココアパウダーには、砂糖や添加物が一切入らない「純ココア(ピュアココア)」と、砂糖や粉末ミルクなどを混ぜた「ミルクココア(調整ココア)」があります。ココアパウダーをお菓子や料理に使う場合は、調整されていない純ココアを使いましょう。

調整ココアは、お湯や牛乳を加えれば甘いココアドリンクになるので、手軽に甘いココアが飲みたいときにとっても便利。お店で購入する際は、表示をよく確認して使い道に合うココアを選んでくださいね。

飲むココアで代用する場合

純ココアがないときは、ミルクココアで代用することもできます。ミルクココアは砂糖や粉末ミルクが入っているため、純ココアよりも甘めです。お菓子や料理に活用するときは、砂糖の分量を減らして調整しましょう。また純ココアよりもココアの香りが弱いので、ココア風味を効かせたい場合は多めに加えて調整するのもおすすめです。

チョコレートで代用する場合

チョコレートもココアも原料は同じカカオなので、ココアパウダーの代わりとして活用できます。チョコレートも甘味があるので、砂糖の量を控えるとよいでしょう。チョコレートで代用する場合は、パウンドケーキやクッキーのような生地に練り込むレシピがおすすめ。チョコレートは細かく刻むか湯せんで溶かして生地に混ぜると簡単に代用できますよ。

インスタントコーヒーで代用する場合

甘味を抑えたい場合は、インスタントコーヒーで代用するのもおすすめです。ただし、カカオの風味よりもコーヒーの香りが際立つため、コーヒーが苦手な方にはおすすめしません。クッキーやパウンドケーキなどに代用するとコーヒー味が目立ち、ココア味のイメージとは異なる仕上がりです。一方、ガナッシュや濃厚なチョコレートのお菓子は、ほろ苦さがプラスされて大人味になるのでおすすめですよ。

カカオニブで代用する場合

健康や美容に関心のある方に注目されているスーパーフードのカカオニブも、ココアパウダーの代わりとして活用できます。カカオ豆を発酵、乾燥させてチップ状にしたもので、少し酸味のある味わいが魅力的。チップ状で溶けないため、その食感を楽しめるようなクッキーやアイスのトッピングなどに使うと違和感なくココア風味が楽しめます。

ミロで代用する場合

ココア風味のドリンク、ミロもココアパウダーの代わりとして活用できます。ミルクココアと同様に、純ココアよりも甘味があるので、砂糖を減らすとよいでしょう。純ココアに比べてまろやかでやさしい味わいが魅力ですが、よりココア感を感じたいときは少しインスタントコーヒーを加えるのもおすすめです。

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