離乳食初期(2回食)の具体的な食材や与える量

食材の種類

食材の例
穀類・うどん
(10倍粥に慣れてから与えます。やわらかくなるまでゆでて、すりつぶしましょう)
・食パン など
魚介類・しらす干し
・ひらめ
・たい など
果物・バナナ
・みかん
・いちご など
卵類・卵黄
(固ゆでした黄身を少量からスタートします)
(※1,2,4,7,8)
離乳食(2回食)では、1回食でまだ食べていない食材にチャレンジしましょう。

卵は2回食の頃から与えられます。白身部分は、離乳食中期を目安に与えましょう。白身には、アレルギーを引き起こすたんぱく質が多く含まれているため、黄身を食べ慣れてからが好ましいです。

赤ちゃんは甘味を好むので、果物を必要以上に欲しがる場合も。果物は野菜のペーストに混ぜたり、食べられる食材が増えたりしてから与えるのがおすすめです。

食材の量

離乳食初期(2回食)の目安量
穀類10倍粥を30g〜40g程度
野菜類10〜20g
魚だけの場合5〜10g
豆腐だけの場合25g
卵黄だけの場合耳かき1杯~卵黄1個まで
(※2,9)
離乳食(2回食)を始めるときは、赤ちゃんに負担がかからないように午前中はいつもと同じ量、午後は1/3量にして、徐々に午前中の量と同じになるように増やしていきます。

また、1回の食事で豆腐や魚、卵黄を使うときは、たんぱく質が多くなり過ぎないよう、量を調節しましょう。1回食のときと同様、新しい食材はひと匙ずつ与えてくださいね。

食材の形状や大きさ

Photo by macaroni

ポタージュ状の離乳食に慣れたら、水分量を少し減らしてヨーグルト状にします。赤ちゃんが嫌がらなければ、少し粒を残しても問題ありません。

しらす干し、たいなどの白身魚や野菜類のなかには、水分が少ないとボソボソとして舌ざわりが悪くなるものがあります。その場合は、すりつぶしたあと片栗粉でとろみをつけると、より食べやすくなりますよ。(※2,6)

離乳食初期(2回食)の1日のごはんスケジュール

Photo by macaroni

午前と午後の2回食の間は、赤ちゃんの体に負担がかからないように、最低4時間は空けましょう。例えば1回目の離乳食は午前10時、2回目の離乳食は午後2時に与えます。

2回食になると食事のリズムが整ってきて、食べる量や種類が増えます。新しい食材を試すときは、体調に変化が起きたときのために、かかりつけ医が開いている平日の午前中にすると安心ですよ。

また、母乳やミルクは離乳食を食べたあと、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう。(※6,10)

離乳食でよくあるQ&A

離乳食初期で食べる量を増やす方法は?

離乳食の初期は、ひと匙から始めてだんだんと量を増やします。しかし、赤ちゃんによっては、スムーズに食べる量が増えない子もいるかもしれません。

この頃の離乳食は、飲み込む練習をすることが主な目的。栄養のほとんどは母乳やミルクから摂っています。焦らずいろんな食材にチャレンジして、赤ちゃんのお気に入りを見つけ、少しずつ食べる量を増やしてくださいね。(※1,6)

初期で離乳食を食べすぎてしまう場合は?

食欲旺盛で、目安量では足りない赤ちゃんもいるかもしれません。

しかし、離乳食を与えすぎるとかえっておなかを壊してしまう赤ちゃんがいます。そのため、離乳食初期を迎えた最初の1カ月は、目安量を守るように心がけましょう。そして、中期に近づくにつれ離乳食の量を増やしていくのが良いですよ。

また、食べるスピードが速い場合は、離乳食の形状をぽったりとしたヨーグルト状にしたり、粒を少し残したりしてみましょう。(※8,11)
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