離乳食初期(1回食)一日のごはんスケジュール例

Photo by macaroni

離乳食(1回食)のスタートは、午前中の授乳前が適したタイミングです。毎日決まった時間に与えると、食事のリズムが整います。

午前中がむずかしい場合は、午後でも問題ありません。その場合は、何かあったときに医療機関に受診できる時間帯にすると安心です。

赤ちゃんの機嫌がよく、お母さんも余裕があって、ゆったりとした気持ちで与えられるのがベストな時間ですよ。

離乳食初期は、離乳食の栄養は全体の1~2割。栄養のメインは母乳やミルクです。離乳食を与えたあとは、赤ちゃんが欲しがるだけ母乳やミルクをあげましょう。(※2,6)

離乳食初期(2回食)の具体的な食材や与える量

離乳食初期(2回食)の目安量食材の例
穀類10倍粥を30g〜40g程度・10杯粥
・うどん
(※10倍粥に慣れてから与えます。
やわらかくなるまでゆでて、すりつぶしましょう)

・食パン など
野菜や果物10〜20g・バナナ
・みかん
・いちご など
(※野菜の例は1回食と同様)
たんぱく質源大豆製品豆腐だけの場合、25g・豆腐
魚介類魚だけの場合、5〜10g・しらす干し
・ひらめ
・たい など
卵類卵だけの場合、卵黄1個まで
(※耳かき1杯分程度の少量からスタート)
・卵黄
(固ゆでした黄身)
(※1,2,4,7,8)

食材の種類

離乳食(2回食)では、1回食でまだ食べていない食材にチャレンジしましょう。

卵は2回食の頃から与えられます。白身部分は離乳食中期を目安に与えましょう。白身には、アレルギーを引き起こすたんぱく質が多く含まれているため、黄身を食べ慣れてからが好ましいです。

赤ちゃんは甘味を好むので、果物を必要以上に欲しがる場合も。果物は野菜のペーストに混ぜたり、食べられる食材が増えたりしてから与えるのがおすすめです。

食材の量

離乳食(2回食)を始めるときは、赤ちゃんに負担がかからないように午前中はいつもと同じ量、午後は1/3量にして、徐々に午前中の量と同じになるように増やしていきます。

また、1回の食事で豆腐や魚、卵黄を使うときは、たんぱく質が多くなり過ぎないよう、量を調節しましょう。1回食のときと同様、新しい食材はひと匙ずつ与えてくださいね。

食材の形状や大きさ

Photo by macaroni

ポタージュ状の離乳食に慣れたら、水分量を少し減らしてヨーグルト状にします。赤ちゃんが嫌がらなければ、少し粒を残しても問題ありません。

しらす干し、たいなどの白身魚や野菜類のなかには、水分が少ないとボソボソとして舌ざわりが悪くなるものがあります。その場合は、すりつぶしたあと片栗粉でとろみをつけると、より食べやすくなりますよ。(※2,6)

離乳食初期(2回食)の1日のごはんスケジュール

Photo by macaroni

午前と午後の2回食の間は、赤ちゃんの体に負担がかからないように、最低4時間は空けましょう。例えば1回目の離乳食は午前10時、2回目の離乳食は午後2時に与えます。

2回食になると食事のリズムが整ってきて、食べる量や種類が増えます。新しい食材を試すときは、体調に変化が起きたときのために、かかりつけ医が開いている平日の午前中にすると安心ですよ。

また、母乳やミルクは離乳食を食べたあと、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう。(※6,10)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ