タウリン

貝類やイカ、タコに多く含まれるタウリン。タウリンは、生きていく上で必要な栄養素だと考えられています。消化管でコレステロールの吸収を抑えたり、心臓や肝臓の機能を高めたりするといった作用がありますよ。

体内で作ることができますが、量が少ないので食品から摂取するようにしましょう。(※8)

ホタルイカのカロリーと糖質量

重量カロリー糖質量
ホタルイカ1杯/20g17kcal0g
100g84kcal0.2g
(※1,9)

ほかの魚介類と比べると

カロリー糖質量
マダコ76kcal0.1g
クルマエビ97kcalTr
(※1)
(※いずれも100gあたりの値です。)
ホタルイカのカロリーと糖質量を、ほかの魚介類と100gあたりで比較してみましょう。

マダコ、クルマエビと比べるとホタルイカは糖質量が多い食材です。とはいえ、低カロリー低糖質なので、糖質制限をしている人やダイエットにも適した食材です。

※「Tr」は、成分の最小記載量の1/10以上5/10未満含まれていることを意味します。

ホタルイカの栄養は妊婦や子どもが摂っても良い?

ホタルイカには、ビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAを摂りすぎるとめまいや皮膚のはがれを起こしたり、妊娠中の方は、胎児に影響を及ぼしたりする可能性があります。また、10歳以下の子どもがビタミンAを摂りすぎると、角膜が乾燥するといった症状が報告されています。

そのため、妊娠を希望する人や妊娠初期の人、子どもは、ホタルイカの過剰摂取には注意が必要です。(※10,11,12)

ホタルイカの栄養を活かす食べ方

ホタルイカに含まれるビタミンB2は水溶性ビタミンなので、水や煮汁に溶け出てしまいます。そのため、調理した煮汁ごと食べられる料理にするのがおすすめですよ。

また、鉄は、ビタミンCや動物性たんぱく質、胃酸を分泌させる酢やクエン酸などと一緒に食べると吸収がアップ。逆に、食物繊維と一緒に食べると吸収が悪くなるので注意しましょう。(※13,14,15)

ホタルイカの栄養を効率よく摂れるレシピ3選

1. 菜の花とホタルイカの炊き込みご飯

Photo by macaroni

ホタルイカをふんだんに使う、贅沢な炊き込みご飯です。菜の花とホタルイカの彩がよく、食卓を華やかにしてくれますよ。

ホタルイカに含まれるビタミンB2は、水溶性のため合わせ調味料に溶け出てしまいます。しかし、ご飯と一緒に炊くので、ビタミンB2を丸ごと摂取することができますよ。(※13)
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