ライター : 相羽 舞

管理栄養士

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。

妊婦がお寿司に注意しなければならない理由

生ものは食中毒が心配

妊婦さんが食中毒を起こしてしまった場合、お腹の赤ちゃんに影響を与えてしまうことがあります。食品についている一般的な食中毒の原因となる菌は、加熱により大半は死滅しますが、刺身や寿司などの生ものは加熱されていません。

そのため、妊婦さんは寿司のネタとして多く使われている刺身を食べるのは控えましょう。また、食中毒にならないためには、中までしっかりと加熱することが基本。炙ったネタも生ものと同じように考えてください。魚卵も生のものは避けるようにしましょう。(※1,2,3)

魚は水銀量に注意!

魚には良質なたんぱく質やDHA、EPAなどが含まれています。ただし、妊婦さんの場合は注意が必要。魚のなかには、食物連鎖によって自然界に存在する水銀を多く取り込んでいるものがあるからです。

ある種類の魚ばかり食べるといった極端な食生活ではない限り、通常私たちの水銀摂取量は、健康に影響を与えないと考えられる最大量の59%といわれています。また、水銀は徐々に体外に排泄されるため、健康への影響はありません。

しかし、赤ちゃんはお母さんから水銀を取り込んでしまうと排出することができません。そのため、妊婦さんは食事から水銀を摂り過ぎないように注意が必要です。(※4)

いつからいつまでお寿司に注意するべき?

妊娠に気づいたときから、寿司のネタには注意しましょう。妊娠中は、食中毒にかかりやすくなるといわれています。胎児に影響する場合もあるため、生ものは避けるようにしてください。

また、赤ちゃんは胎盤を通して水銀を取り込みます。胎盤ができるのは、一般的に妊娠4ヶ月頃とされているため、妊娠4ヶ月以降から出産するまでは、特に気を付けたいですね。なお、授乳中は母乳を介する水銀量は少なく、魚の摂取を制限する必要はないとされています。(※1,4,5,6)

人気の寿司ネタは妊婦でも食べられる?

まぐろ

刺身のまぐろは生ものなので避けましょう。また、まぐろのなかでもミナミマグロ、クロマグロ、メバチマグロは、水銀量が多く、妊娠中の目安量が設定されています。

水銀については、加熱した場合でも注意する必要があります。(※1,4)

サーモン

生のサーモンや、炙りサーモンの寿司は生ものなので避けましょう。

また、スモークサーモンでは、欧米でリステリア菌による食中毒が発生しています。妊娠中は少量のリステリア菌でも発症する場合があるようなので、注意しましょう。(※1,2)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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