蒸し・焼き・揚げなど加熱されているネタ

魚介系のネタは刺身のものが多いため、妊娠中は食べられないものが多いです。しかし、蒸したえびやたこ、焼きさば、てんぷらなどで十分加熱されているネタであれば、魚介系の寿司も選ぶことができますよ。

魚介系のネタは、しっかり火が通っているかを目安に選ぶとよいでしょう。外食の場合には、中まで火が通っているか確認すると安心です。

なお、煮穴子やうなぎは火が通っていますが、ビタミンAが豊富なため妊娠初期は食べる量に気を付けましょう。週に100g程度なら問題ありません。(※1)

卵やツナなど生の魚介以外のネタ

魚介以外のネタは、基本的に妊娠中でも食べられます。卵や納豆巻き、かんぴょう巻きなど。生の魚介を入れないちらし寿司や、太巻きなども食べられますよ。

酢飯は使いませんが韓国海苔巻きのキンパや、野菜を巻いたサラダ巻きなども妊娠中に楽しめます。

妊婦が寿司を食べるときに注意すべきこと4つ

注意点

  1. できるだけ作りたてを食べる
  2. 保管場所にも注意する
  3. 使う食器も清潔なものを
  4. 水銀やビタミンAが多く含まれる魚を食べ過ぎない

1. できるだけ作りたてを食べる

食中毒を起こさないための基本は「つけない」「増やさない」「やっつける」です。特に食中毒に対して注意が必要となる妊婦さんでは、調理から時間がたっていない作りたてを食べることがとても大切!

例えば回転寿司であれば、回転しているものではなくオーダーする、持ち帰り寿司であれば買ってきてすぐ食べるなど工夫をするようにしましょう。(※4)

2. 保管場所にも注意する

寿司を買ってきてから食事までの時間がどうしてもあいてしまう場合、冷蔵庫で保管しましょう。そのとき、生肉や生魚など加熱していないものと接すると、生ものについている食中毒菌が寿司につく可能性があります。

寿司に限らず、念のため冷蔵庫は生ものを入れるスペースと、加熱するものを入れるスペースを分けた方が安心です。(※4)

3. 使う食器も清潔なものを

保管場所や作りたてを意識しても、箸や皿など食器が清潔でなければ食中毒の原因となってしまうことも……。箸や皿は清潔なものを使い、生ものにふれた箸は食べるときに使わないようにしましょう。(※4)
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