ライター : kyoko.nishiyama

料理家 / 料理ブロガー

料理ブログ「ちょりまめ日和」の管理人。女の子と男の子の二児のママ。コンセプトは『子どもも大人も一緒のごはん』。簡単・時短・アイディアレシピを考案し、ブログやSNSで発信していま…もっとみる

にんじんのあれこれ

栄養価の高い万能野菜!

Photo by ちょりママ

常備野菜の定番ともいえるにんじん。日持ちがよく、炒める、蒸す、焼く、煮る、揚げるなど、さまざまな調理に向いている万能野菜です。その魅力は、なんといってもあざやかなオレンジ色! この色が入ることで、料理がよりおいしそうに見えます。色味に困ったときにはとっても頼りになるお助け食材なんですね。

また、カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを豊富に含む、栄養価が高い食材でもあります。(※1)

にんじんには、トルコを経てヨーロッパに伝わった西洋種とアジア東方に伝わって東洋種があります。日本では、江戸時代に東洋種が、明治以降に西洋種が入ってきました。日ごろ私たちが手にしているもののほとんどが西洋種といわれています。

にんじんの種類

にんじんは通年出回っている野菜ですが、厳密には4~7月の春夏にんじん、8~10月の秋にんじん、11~12月の冬にんじんに分けられ、産地をリレーすることで一年中食べられる状態が維持されています。

もっとも多く出回っているのは西洋品種の代表格である「五寸にんじん」。根が15~20cm程度でずんぐりとしており、芯まで赤くて甘みが強いものが多いです。東洋品種に比べてカロテンが豊富で、にんじん独特のにおいが少ないのが特徴です。

おいしくなった!? にんじんの人気が急上昇

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にんじんといえば、子どもが嫌う野菜の代名詞……だったのは過去の話。2020年8月31日(やさいの日)にタキイ種苗が公にした「2020年度 野菜と家庭菜園に関する調査」では、子どもが好きな野菜の10位ににんじんが入りました。思えば、近頃のにんじんは独特の香りが減って甘みが増して、くせがなく食べやすくなりましたね。(※2)

ちなみに我が家の子どもたちは、小さいころからにんじんが好きでした。料理するより生のにんじんをボリボリ食べるのが一番好きなので、ごはんを作る側としては少々切ない話ですが……。とはいえ、にんじんを切っているとき、「にんじんちょうだい~。何もつけないでおねがい~」と言われると、うれしくなりますね。

栄養を効率良く!にんじん調理のポイント

にんじんに豊富に含まれるβカロテンは、脂溶性のビタミン。効率よく吸収したいなら、油脂と一緒に調理しましょう。(※1)

また、にんじんに含まれるビタミンC破壊酵素「アスコルビナーゼ」は、熱や酸に弱いので、加熱調理や、酢やレモン汁を使った調味がおすすめ。サラダ(生食)で食べる場合は、酢やレモン果汁をドレッシングに加えると良いでしょう。

塩酢もみにんじん

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サラダやナムルを作るとき、にんじんを塩もみしますね。そこでおすすめしたいのが、塩だけでなくを入れること。独特の香りが和らぎ、すっきりとした風味になります。上記したアスコルビナーゼを抑える役にも立ちますよ。

にんじん100gに対して塩小さじ1/3杯で塩もみしたら、酢は同量の小さじ1/3杯を目安にしてください。

皮ごと調理がベター

カロテンは表皮の下に多く含まれているので、皮をむかずに調理するのが理想的ですが、皮の黒ずみが見栄えに悪影響する場合もあります。料理の色味をより良くしたいときは皮をむくようにすると良いでしょう。

葉付きのものが手に入ったら、ぜひ葉も食してください。ビタミンCやカルシウムが豊富です。天ぷらや炒めものに使ったり、しらすと炒めてふりかけにするのもおすすめです。(※1)

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