【Q&A】黒豆は一日にどのくらい食べるのが良い?

A:健康日本21によると、一日の豆類摂取の目標量は100gとされています。

実際の摂取量はこの値を大幅に下回り、平均で59.4gなのが実情です。さらに男女ともに40代以下は平均よりも豆類を食べていません。

おせちのイメージが強い黒豆ですが、豆類摂取の目標量を満たせるよう、普段の食生活に取り入れるように心がけましょう。(※20,21)

【Q&A】黒豆の栄養は妊婦にもおすすめ?

A:黒豆には前述の通り、カルシウムや鉄が多く含まれているので、妊婦にもおすすめの食材と言えます。

妊娠中はエネルギーやたんぱく質、ビタミン類、カルシウム、鉄、食物繊維などの必要量が増加します。とくにカルシウムや鉄は、胎児の発育のために大切な栄養素です。

また、妊娠中は便秘も大敵です。黒豆に多く含まれる食物繊維は便秘対策に役立ちます。(※8,22)

【Q&A】黒豆を食べ過ぎると体に悪い?

A:黒豆に含まれる大豆イソフラボンの一日の安全な摂取目安量の上限値は、70〜75mgとされています。黒豆100gあたりに含まれる大豆イソフラボンの量は171mgなので、黒豆だけから大豆イソフラボンを摂取するとすれば、一日の摂取量を41~43g以下にする必要があります。

しかし、上限値を超えることで、すぐに健康被害に結びつくものではありません。特定保健用食品やサプリメントなどから摂取する際は注意しましょう。(※23,24,25)

ダイエットにも♪ 黒豆のアレンジレシピ5選

1. 鍋でコトコトふっくら。黒豆の煮物

Photo by macaroni

おせち料理の定番、基本の黒豆の煮物です。圧力鍋がなくても、鍋でコトコト煮るだけで作ることができますよ。黒豆の“まめ”には健康や丈夫という意味が込められています。砂糖としょうゆだけのシンプルな味付けで、ツヤのあるふっくら食感を楽しんでください。

2. やさしい甘さ。黒豆とさつまいもの甘煮

黒豆を水に戻し、さつまいもと炒めて調味料で煮ます。はちみつのやさしい甘さがさつまいもと黒豆のほくほくとした食感によく合います。白いりごまの香ばしさが、おいしさをさらに引き立てます。お子さんのおやつやお弁当のひと品にもおすすめです。

3. 余った黒豆の煮物で。かぼちゃと黒豆のいとこ煮

余った黒豆の煮物でアレンジするレシピです。黒豆の煮汁を使えば、味付けはほとんど必要ないので簡単に作ることができます。かぼちゃと黒豆のやさしい甘みが口いっぱいに広がりますよ。火を止めてしばらく置き、味をしっかりしみこみませるのがポイントです。
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