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体を温める冷やす食べ物って根拠はある?
西洋医学とは異なる理論を持つ中医学。その考え方のひとつに五性があります。五性とは、食材にはそれぞれ性質があり、熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けられること。食材が体を温めるのか冷やすのか、どのようにはたらきかけるかを表しています。
ただし、これらは誰にでも同じ作用があるわけではなく、個人差があることは覚えておきましょう。(※1)
ただし、これらは誰にでも同じ作用があるわけではなく、個人差があることは覚えておきましょう。(※1)
体を冷やす食べもの、体を温める食べもの見分け方
見分け方
- 地下で育つのか地上で育つのか
- 発酵食品であるか
- 寒い地域で育つのか暑い地域で育つのか
地下か地上で育つかで見分ける
きゅうり、なす、トマト、スイカなど土の上で育つ野菜や、果物は体を冷やす作用があると言われています。それは、その野菜自身が冷たいために、太陽を浴び上へ上へと育っていくからだと考えられています。
逆に土の中で育つごぼう、にんじん、しょうが、にんにくなどの根菜類は、体を温めると言われています。(※2,3)
逆に土の中で育つごぼう、にんじん、しょうが、にんにくなどの根菜類は、体を温めると言われています。(※2,3)
発酵しているか
発酵食品とは、カビや酵母などのはたらきを利用し作られた食品のこと。食品に含まれる酵素が代謝を促し、体を温めると言われています。
キムチや納豆、チーズなどの発酵食品やみそ、しょうゆなどの発酵調味料があげられます。また、ウーロン茶や紅茶などの茶葉を発酵した飲み物や、日本酒や紹興酒などのお酒を飲むと体が温まるのは、発酵が関係しています。(※2,4)
キムチや納豆、チーズなどの発酵食品やみそ、しょうゆなどの発酵調味料があげられます。また、ウーロン茶や紅茶などの茶葉を発酵した飲み物や、日本酒や紹興酒などのお酒を飲むと体が温まるのは、発酵が関係しています。(※2,4)
育つ環境
冬に旬を迎える食材や、寒い地域で育ち収穫する食材は体を温めてくれます。ごぼう、にんじんなどの根菜類やねぎやかぼちゃが挙げられます。
逆に体を冷やす食材の特徴は、夏に旬を迎える食材や、暑い地域で育ったものです。夏野菜の代表とも言えるきゅうりやなす、トマトなどがありますよ。(※2,5)
逆に体を冷やす食材の特徴は、夏に旬を迎える食材や、暑い地域で育ったものです。夏野菜の代表とも言えるきゅうりやなす、トマトなどがありますよ。(※2,5)
体を「冷やす」食べ物一覧
体を冷やす野菜
- レタス
- キャベツ
- 白菜
- ほうれんそう
- 小松菜
- きゅうり
- トマト
- なす
体を冷やす食材は、暑い地域で育つものや、夏に旬を迎える特徴があります。また土の上にでき、白・青・緑(冷色)の葉物野菜が豊富です。例えば、夏野菜の代表であるきゅうり・トマト・なすをはじめ、レタスやほうれんそうが挙げられます。(※2,3,5,6)
体を冷やす果物
- マンゴー
- バナナ
- パイナップル
マンゴーやバナナ・パイナップルなどの暑い環境で育つ南国の果物も、体を冷やすはたらきがあります。これは、南国では体内に熱がこもりやすいため、体温を下げるための食材が豊富に育ちます。(※2,6)
そのほかの食べ物
- 酢
- マヨネーズ
- ビール
- コーヒー
- 緑茶
夏になると酸っぱいものが食べたくなりませんか?実は、酢には体を冷やしてくれる作用があります。さっぱりとした後味なので、自然と食べたくなりますよね。また、飲み物であるビールやコーヒー・緑茶も体を冷やします。(※5,6)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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