ライター : 青木貴子
管理栄養士
フードスペシャリスト・全米YOGAアライアンスRYT200時間修了。短期大学にて栄養士の資格を取得。卒業後、4年制大学に編入し、食に関する知識を深めました。その後、保育園の栄養士とし…もっとみる
体を温める食材は生姜以外にもある!
体を温める食材といえば生姜が定番ですよね。じつは生姜以外にも体を温める食材はいろいろとあるんです。
東洋医学の考え方では、体を温める食べ物を「陽」の食べ物、冷やす食べ物を「陰」の食べ物と区別しています。育つ環境が寒い食材、地中で育つ野菜、発酵食品は体を温めると言われています。色や形、成分や味でも見分けることができますよ。自分にあった体を温める食べ物を上手に取り入れてみましょう。(※1)
体を温める食べ物【野菜】
・生姜
・にんじん
・かぼちゃ
・ごぼう
・大根
・レンコン
・玉ねぎ
・じゃがいも
体を温める野菜は、定番の生姜をはじめ、地中で育つ根菜類が多くなっています。根菜類は寒い時期に旬を迎えるため、体を温めるといわれています。(※1)
体を温める食材は身近な野菜が多く、日々の食卓にもよく上がるものばかりですよね。根菜は切り方や火の通り方で食感が変わるのでいろいろ試してみると面白いですよ。
体を温める食べ物【フルーツ】
・りんご
・さくらんぼ
・ぶどう
寒い地域でとれるフルーツも体を温めます。また、丸い形のものは体を温めるともいわれています。(※1,2)
フルーツはそのまま食べてもおいしいですが、焼き菓子にするなど加熱をすると甘さと食感が変わり、違ったおいしさも楽しめますよ。
体を温める食べ物【発酵食品】
・納豆
・キムチ
・味噌
・チーズ
・ヨーグルト
発酵食品は体の代謝をよくする酵素を含んでいるため、体を温めます。(※1)
また、酵素は熱に弱いとされているため、加熱調理をするのはあまりおすすめできません。加熱調理する場合は、なるべく調理工程の最後に加えて加熱しすぎないのがポイントです。(※3)
体を温める食べ物【その他】
・唐辛子
・紅茶
・赤ワイン
唐辛子はカプサイシンという辛み成分が含まれており、その働きによって体が熱くなります。
また、紅茶は茶葉を発酵させてつくられているので体を温め、赤ワインは含まれるポリフェノールが血管を広げて血流をよくするため、体を温めるといわれていますよ。(※1,4)
体を温める食べ物は妊活中や生理中でも食べてみよう
体を温める食材は、妊活中や生理中にも食べるといいですよ。体が冷えると血行が悪くなり、卵巣機能の低下につながるおそれがあります。
また、生理中には体を温め、血行をよくすることで生理痛が和らぎます。カイロなどを当てて体の外から温めるのもいいですが、普段の食事から体を温める食材を意識して摂ってみましょう。(※5,6)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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