ライター : haru_mai

管理栄養士

プルーンとは

プルーンはバラ科サクラ属で、セイヨウスモモの一種。日本はもちろん世界各国で栽培されています。ドライフルーツやペースト状にして食べる印象が強いかもしれませんが、生食することもできます。

甘酸っぱい味わいと芳醇な香りをもつプルーンは、健康や美容面にもさまざまなメリットがあるんです。この記事ではプルーンの栄養を詳しくご紹介します。

プルーンの栄養と効果効能

効果効能

  1. 便秘対策に役立つ
  2. 体の酸化を抑制・皮膚の健康維持に役立つ
  3. 塩分の排泄を促進する
  4. 貧血対策に役立つ

便秘対策に役立つ

プルーン100gあたりに含まれる食物繊維の量は、生のプルーンで1.9g、ドライプルーンで7.1gです。食物繊維には水溶性、不溶性があり、プルーンはどちらも豊富に含みます。

水溶性食物繊維は、腸内でゼリー状になることで栄養素の吸収を緩やかにして、血糖値の急激な上昇を抑えます。一方、不溶性食物繊維は水分を含むと膨れるため、便をかさ増しするはたらきがあります。水分を吸収した便が大腸を刺激し、排出を促します。(※1,2,3)

体の酸化を抑制する

プルーンには、活性酸素を除去するポリフェノールや、体のなかのたんぱく質や脂質が酸化するのを抑制する、ビタミンAやビタミンEが含まれています。

プルーン100gあたりに含まれるビタミンAは、生のプルーンで40μg、ドライプルーンで110μgです。特にドライプルーンは、果物のなかでも多く含まれています。(※1,3,4,5)

塩分の排泄を促進する

プルーンに含まれるカリウムには、塩分(ナトリウム)の排出を促す作用があります。100gあたりに含まれるカリウムは、生のプルーンで220mg、ドライプルーンで730mgです。塩分(ナトリウム)を排出してくれるので、血圧を下げるはたらきもあります。(※1,6)

貧血対策に役立つ

貧血対策に良いと言われるプルーン。100gあたりに含まれる鉄は生のプルーンで0.2mg、ドライプルーンで1.1mgです。

栄養が凝縮されているドライプルーンは生のプルーンに比べて、5倍の鉄分を含んでいます。このことから、鉄不足を感じている方には、ドライプルーンがおすすめです。また、たんぱく質やビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップします。(※1,7)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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