ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

夏バテの症状はどんなもの?

疲労感・だるさ

なんとなく全身がだるい、疲れがとれにくい……というのが夏バテの代表的な症状です。夏の暑さや過度な冷房によって自律神経のはたらきが滞ることや、エネルギーやビタミンの摂取不足によって引き起こされます。

また、睡眠不足になると、さらに疲労感やだるさが増すおそれも。悪循環に陥らないよう、生活習慣の見直しが必要です。(※1)

食欲不振

夏バテで起きやすい症状として、食欲不振があげられます。食欲が落ちる原因は、暑さだけではありません。室内外の温度差によって自律神経のはたらきが落ちると、消化機能が低下してしまいます。

前述した通り、エネルギーやビタミンが不足すると、疲労感やだるさといった症状につながるおそれが。食欲不振によって、栄養バランスが崩れないよう注意しましょう。(※1)

吐き気・腹痛

夏バテになると、吐き気や腹痛といった症状を感じることがあります。自律神経のバランスが崩れ、胃腸のはたらきを抑制する「交感神経」が優位になることが原因です。

また、暑い日にはアイスクリームや冷たい飲み物がおいしく感じますが、摂り過ぎには注意が必要。胃腸は冷えると機能が低下するため、消化不良や下痢といった症状につながってしまいます。(※2,3)

不眠・眠気

夏バテの症状として、不眠や眠気を感じることがあります。暑さや冷房によって自律神経の機能が乱れ、快眠を促す「副交感神経」のはたらきが鈍ることが原因です。

疲労を取るには、適切な睡眠が欠かせません。前述した通り、不眠が続くとだるさや疲労感につながるため、早めに対処したい症状です。(※1,2)

夏バテの症状が起こる理由は

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