ビタミンやアミノ酸を摂る

何か食べられるようになったら、ビタミンやアミノ酸を意識して摂りましょう。果物に含まれる果糖やビタミンは、アルコールの分解や代謝に役立ちます。魚や肉などに豊富なアミノ酸には、肝臓の解毒やアルコールの代謝を促すといったはたらきが。無理なく食べられるものから取り入れましょう。(※5,6)

頭痛を避けるためのお酒の飲み方

お酒の飲み方

  1. 空腹の状態で飲酒しない
  2. チェイサー(水)を摂りながら飲む
  3. おつまみはたんぱく質やビタミンB群を含むものを

空腹の状態で飲酒しない

空腹状態でアルコールを飲むと、胃ですぐに吸収され、血中のアルコール濃度が急上昇してしまいます。そのため、お酒を飲む前に何か食べておくことが対策になりますよ。おすすめはスープや牛乳・チーズなどの乳製品。胃がカバーされてアルコールが急速に吸収されるのを抑えられます。(※7,8)

チェイサー(水)を摂りながら飲む

お酒を飲むときは、チェイサーを用意し一緒に飲むようにしましょう。アルコールの摂取量を控えられるほか、飲むスピードもゆっくりになり、血中アルコール濃度が急上昇するのを抑えられます。また、アルコールによる脱水対策にもなりますよ。(※7,8)

おつまみはたんぱく質やビタミンB群を含むものを

たんぱく質は、アルコールを代謝する肝臓のはたらきや酵素の活性化に役立ちます。また、ビタミンB群は、アルコールを無害な物質に変える際に必要なので、おつまみでこれらの栄養素を意識して摂るとよいでしょう。おすすめは枝豆やチーズ、餃子や生ハムなど。おつまみを食べながら飲むことで、飲むペースもゆっくりになりますよ。(※7,8)

【Q&A】頭痛になりやすい、なりにくいお酒の種類はある?

A:お酒の種類によって不調を起こしやすいものがあるという説もあります。

アルコールに対する反応は個人差があるため、一概にはいえませんが、お酒を飲むことによる頭痛のような不調は、お酒に含まれる不純物が関係していると考えられています。不純物が多く含まれているお酒を飲むと肝臓でのアルコール代謝の効率が落ちてしまい、不調につながりやすくなるといわれています。

不純物が多く含まれているとされているのは醸造酒で、おもに日本酒、ビール、ワインなどのお酒です。一方、蒸留酒と呼ばれる焼酎、ウォッカ、ウイスキー、ブランデーなどは、醸造酒を沸騰させることにより不純物が取り除かれているものなので、頭痛になりにくいとの考えもあるようです。(※2,9)
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