ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー

ダイエット中も朝ごはんを食べるべき?

朝ごはんのメリット

  1. 基礎代謝が上がる
  2. スムーズな排便につながる
  3. 血糖値の上昇がゆるやかになる
  4. 筋肉量減少の対策になる
朝食を食べると睡眠中に低下した体温が上がる腸の活動が活発になり排便がスムーズになるといったメリットがあります。

また、食事の間隔が空きすぎないので血糖値の上昇がゆるやかになるほか、筋肉がエネルギーとして活用されにくく、筋肉量の減少・基礎代謝の低下の対策につながります。

このようなメリットがあるためダイエット中は朝ご飯を食べるほうがおすすめ。朝ごはんに適した食材やおすすめメニューを見ていきましょう。(※1,2)

ダイエット中の朝ごはんに取り入れたい!おすすめ食材4選

一覧

  1. 血糖値の上昇をゆるやかにする「低GI食材」
  2. 高たんぱくな「鶏むね肉」
  3. 善玉菌を増やす「発酵食品」
  4. 食物繊維が豊富な「野菜や果物」

1. 血糖値の上昇をゆるやかにする「低GI食材」

GI値とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示しており、55以下の食品を低GI食品と定義しています。「一日の最初の食事は、次の食事の血糖値にも影響を与える」という、「セカンドミール効果」の理論から、朝食にはGI値の低い食材を摂り入れるのがおすすめです。

白米を玄米に、食パンを全粒粉パンやライ麦パンに変更したり、オートミールを摂り入れたりすると良いでしょう。(※3,4)

2. 高たんぱくな「鶏むね肉」

一日のたんぱく質摂取量が同じ場合、ほかの時間帯よりも朝食にたんぱく質を摂るほうが筋肉量の増加に良いという研究があります。

鶏むね肉は肉類のなかでも特にたんぱく質が多く含まれており、低脂質なためダイエット中の朝食にぴったりな食材です。朝食がパンとサラダだけ、ごはんとみそ汁だけなど、たんぱく質が不足しがちな方は高たんぱくな鶏むね肉をを加えてみてはいかがでしょう?(※5,6)

3. 善玉菌を増やす「発酵食品」

体の健康には、腸内における善玉菌の割合を増やすことが重要とされています。ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、漬物などの発酵食品には、生きた善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌が含まれています。

これらの菌は毎日摂取することが重要です。朝食に手軽に摂ることができる発酵食品を、ぜひ追加してみてくださいね。(※7)

4. 食物繊維・オリゴ糖が豊富な「野菜や果物」

腸の活動を活発にさせる朝食には、食物繊維やオリゴ糖を多く含む野菜や果物がおすすめです。腸にもともと存在する善玉菌を増やしてくれます。

また、食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにするはたらきがあり、先ほど述べた「セカンドミール効果」の理論からも、朝食に摂ると良いとされています。(※1,4,7)
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