ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

低GI食品とは?

健康によいイメージがある低GI食品ですが、具体的にどんなものを指すのか知らないという方も多いのではないでしょうか?

低GI食品とは、食後血糖値の上がりやすさを示す「GI値」が55以下の食べ物のことです。具体的には肉や魚、乳製品、糖質が少ない野菜など。パンや白米のような主食はGI値が高く、高GI食品に分類されます。

血糖値が気になる方は、なるべく高GI食品を避けて低GI食品を選ぶのがおすすめです。(※1)

低GI食品のメリットとは?

血糖値の急上昇を抑える

前述したように、GI値が高いものほど食後血糖値が上がりやすいです。そのため、高GI食品の代わりに低GI食品を摂ると、食後血糖値の上昇がゆるやかになりますよ。

食後血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量が増えます。インスリンには脂肪の分解を抑える作用があるため、分泌量が多くなると肥満につながるおそれが。ダイエット中の方もなるべく低GI食品を選びましょう。(※1)

セカンドミール効果が期待できる

低GI食品を摂って血糖値の上昇を抑えると、次に食事を摂ったときの食後血糖値もゆるやかになるというセカンドミール効果が期待できます。この効果を活用するには朝食や間食などに低GI食品を取り入れるのがおすすめです。

また、低GI食品を摂ると消化・吸収がゆるやかになり、満腹感が長く続くというメリットも。ダイエット中の食べ過ぎ対策にも役立ちます。(※2,3)

低GI食品を一覧で紹介

主食

・押し麦……46
・ライ麦パン……50
・そば……54
・玄米……55(※4,5)
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